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2023年12月中順の最後の海外出張を終え帰国したものの、半年前からの貧血に加えて、今度は夕方から37度少し超えの微熱がでるようになりました。健康診断でひっかかったことのない私ですので(実は一回だけありますが、それはまた後日)、何かが私の体の中で起きていることは感じていました。

 

結果、何とか12月中に予約をいれ、2024年1月10日に胃カメラ、大腸カメラを受けました。大腸カメラは開始までの準備に時間を要しますので、その間、「エコーもやりませんか」?とクリニックのご担当者。頭に浮かんだのはエコーは痛くないな、じゃあ、時間つぶしにやるか、でした。エコーが始まり、最初は若い技士の方でしたが、右側横を何度も何度も繰り返しエコー、そして途中で中堅の男性技士に交代、その方が、「○○さん、5cmを超える腫瘍があります、今日中のCTスキャンを強くおすすめします」、とのこと。すなおに、そのまま、「はい、直ぐに予約よろしくお願いいたします」、でした。

 

そして、やっと胃カメラ、それから大腸カメラの検査、こちらは全くもって異常は無し、その後、もう午後遅い時間になって、造影剤投入によるCTスキャン、その結果の医師からのご説明はもうは17時過ぎでした。医師から、「○○さん、5cmを超える腫瘍が右腎臓にあります。すでに、肺に転移が見られます。紹介状を作りますので、○○さんのご住所だと、XXXの病院がよろしいでしょうか?至急、進めますね」でした。CDデータ一式、そして紹介状をもらい、精算を済ませて、自宅へと向かいました。1月の18時過ぎですので、もう暗いですね。

 

受けたクリニックは会社の近くですので、そこから電車やバスで約90分かけて帰宅、その間は意外と落ち着いていました。「そうか、癌か、、、、しかも肺に転移、これはちょっと大変だな」、そんな感じでしょうか?そして、当時、海外の3つのプロジェクトを担当していましたので、客先への説明、私の交代(離脱)、必要に応じた契約変更、そしてママや娘のこと、すなわち、家族のことを、さてどうしたものだろう、、、、とぼ~と考えていました。

 

帰宅して、ダイニングテーブルについて、ママに一言「腎臓癌だと思う。しかも肺に転移があるとのこと。大きな病院を紹介頂いたので、そちらで手術になるかと思う。なんか、ちょっと大変な状況かもと思っているんだけど、、ごめん。。。。いつも、ありがとう」、とかなんかそんなことをいったようにも覚えていますが、、、、自信はありません。

 

ママは、「う~ん、まあ、あなたは何とかなるんじゃない、そんな気がするよ。私の感は当たるのよ」だったと思います。ついでに、「これでちゃんと生活態度見直さないとね!」もありましたが、私は暴飲・暴食などはしません(若い頃はまあ別として)。ようは、「仕事につっこみすぎるな!」ということでしょう。ひさしぶりの上から目線でいわれました(汗)。。

 

夕食を軽く取りお風呂、そして22時くらいだったでしょうか就寝です。そのまま眠れましたが、最初の尿に起きた翌2時くらいでしょうか、それから寝付けなくなりました。ただ、漠然とした不安感の下、手術までにやらなければいけない事、また対応すべきことが次々と頭に浮かびます。朝方、再び、寝付けましたが、浅かったですね。

 

そして、癌が見つかった翌日(1月11日)、紹介状をもって大手の病院にむかいました。朝一番でしたので通勤客は多かったのですが、寒い気温の中、自分の中の時間の流れが、周囲とちがっているように感じたことよく覚えています(私の体内時間は、ゆっくりと、さほど波打つことなく流れていました。。。。)。

 

では、続きは、次のパートで共有させていただきます。