先日の日曜日、娘と妻と3人で横浜に行ってきた。
目的は、娘の転居先の物件の内見。
娘はもう22歳だから、自分でマンションくらい探せるのだろうけれど、実はボクはちょっとばかし霊感があるので、「住んでも大丈夫な物件かどうか見てよ」 と、つまり探知機ですな。
内見の予約は2件入れてあったのだけれど、娘はボクに似て物事にあまりこだわらないし、なにかを選ぶにしても 「あっちにしようか、こっちにしようか、でもやっぱりあっちがいいか、うぅ~~~~む・・・」 なんて深く悩んだりしないから、2件のどっちかでいいや、って感じだった。
で、まずは1件目。
もう内見以前に、そのマンションの敷地に入ってすぐに 「あ、こりゃダメだ」 って感じた。
エントランスで不動産屋の担当者と落ち合って、エレベーターから物件のある階の廊下へ降り、部屋へと進むうちに、「こりゃダメだ」 感が増すばかり。
「だれか」 がいる云々ではなく、その土地、もっと広くとらえれば、長く帯状に 「こりゃダメだ」 的な土地だと感じたのね。
ボクは風水のことはよくわからないけれど、たとえるなら地面の下の 「気」 の流れが帯状に淀んで死んでいる、という感じ。
こんなところでどんなにがんばったとしても、ストレスが溜まるだけでなにもうまくいかない。
幸いに娘も気に入らないのがすぐにわかった (ボクに似てすぐに顔と態度に出る)から、あとで連絡をします、と言って次の物件へ。
その前に昼食。
「ここ以前は郵便局だったよな」、という建物でおいしいハワイアンを食した。
やっぱ横浜はおしゃれだわ。
さて2件目。
ちょっと早めに到着したので、不動産屋に電話をし、しばしまわりの見学。
地元密着型の町の不動産屋さんだからすぐに到着。
白い新型プリウスが好印象。
マンション、といっても古いから団地みたいで、団地で生まれ育ったボクには懐かしく感じられてワクワクした。
外から見た感じはまずは大丈夫だ。
不動産屋さんに案内されて階段を登り、部屋に入るとなんとも懐かしい雰囲気。 おいしそうな晩ごはんのにおいが漂ってくるような、といった感じ。
ここは大丈夫。
なにも 「いない」 し、気は滞ることなくさらっと流れて、一点の曇りもない。
新しい生活を始めるにはとてもいい環境だし、住みようによってはかなりおもしろい生活ができそうだ。
賃貸物件だから、今流行の団地リノベーションみたいに手を加えることはできないけれど、DIYがかえって長く楽しめる。
もっとも娘がその気になれば、の話だけれどね。
キッチンのシンクもわりと新しいし、給湯器は新品だし、トイレもきれいで洗浄機付きだし、部屋にはクーラーも付いている。
光ファイバーもケーブルTVも架設済み。
「これからクリーニングが入って、畳表も替えます」 とのことだから、実際にはもっと明るい部屋になるはず。
娘もすっかり気に入ったようだ。
そりゃそうだろうね。
今住んでいる世田谷のマンションは、「おー、これが俗に言うウサギ小屋というやつか」 とヘンに感心してしまったほど狭く、そことほぼ同じ家賃で、こっちは3DKで、専有面積は2倍以上だもんね。
娘が住んでいる世田谷のマンション。
これでもバブル期に建てられた分譲マンションなんだよ。
・・・東京は住みにくいね。
ちなみに世田谷の物件を探して、内見したのはボク。
メールで娘に画像を送ったら、「そこでいいよォ~」 だって。
一人暮らしは最初が肝心。
狭い部屋で苦労した方がいい、という親心さ。
それにくらべて3DKはやっぱ広いわ。
「広っ!これなら2~3人で住めるじゃん!」
そりゃそうだ、ファミリー向けの物件だからね。 横浜は住みやすいわ。
不動産屋に移動して、仮契約。
なんとここも分譲マンションで、オーナーさんがいらっしゃるとのこと。
オーナーさんに話をして、OKなら本契約という運び。
とりあえず契約日は25日に決めて、引っ越しは月末。
引っ越しがすんだらブログで書きたいことがたくさんある。
ボクは今とても感動しているのであった。
そのことについて書きたい。
せっかく横浜に来たから、妻の実家に立ち寄ることに。
妻が電話をすると、なんとまた犬を飼いはじめたとのこと。
2月に愛犬のコタローが天国に旅立ってから、お義母さんがにわかに衰えてしまって心配していたので、これでほっとした。
「まさかドーベルマンとかじゃないだろうね?」
とかなんとか、車中で話しながら実家に到着。
なんと! トイプードルでした!
おとなしかったコタローから、いきなりトイプーかい!
でもこのくらい元気な方が、お義母さんのためにはいいかもね。
きっとコタローも安心しているよ。
名前はメイちゃんだそうです。 ちなみに男の子。
また行く楽しみができた。