私が行ってよかった神社は2つある。
それは「浦臼神社」と「小橋内稲荷神社」である。
どちらも聞きなじみのない神社だが、行ってみれば絵の宝庫である。
まずは浦臼神社。空知地方の道の駅「つるぬま」の裏にある神社である。
その神社には春になるとカタクリやエゾサンゴサク、桜が咲き誇る。
そして何よりおすすめする理由は、通年でエゾリスが出没するのだ。
それを目当てに観光客が訪れるのだ。私も祖父母の家に行く度に行くことが多いが、いつも観光客が
いて、先日行ったときには外国人観光客も訪れていた。
次に小橋内稲荷神社。室蘭の小橋内にある小さな神社で、近くには先の記事で取り上げた戦争遺跡
「室蘭臨時要塞 小橋内砲台」がある。
その神社は北海道では数少ない「映える神社」と言っても過言ではないと思う。
赤い鳥居にうねうねと続く階段。それだけでも映えるが、そこに野良猫がいるとさらに映える。
住宅街の中だが戦争遺跡も相まってその近辺は歴史を感じることもできれば、いい絵が撮れるエリアでもある。
なぜ神社を絵に撮るのか。それは宗教的観点がある。
今日の日本人は2重信仰だと私は思う。
日本=仏教という宗教的イメージが強い。
そして日本において仏教を象徴する建物は寺であるが、
神社という建物は「神道」という宗教である。
歴史上の奈良時代以後は仏教の時代というイメージを抱く人もいる。
しかし奈良時代以前では神道のイメージを持つことが妥当だと考える。
ではそれが2重信仰であるといえる根拠かと言われたらこれも根拠の1つである。
もう一つの根拠は「年末年始」にある。
年末年始はゴロゴロして過ごす人が多いだろう。
しかし年末年始の風習に根拠がある。
まずは仏教視点。これは「除夜の鐘」が妥当である。
除夜の鐘は寺院で行うことから仏教的習慣と言える。
次に神道視点。初詣や大掃除、いわゆるすす払いがある。
年末年始ではないが、節分も神道である。
仏教的行事しか行わない人も、神道的行事しか行わない人もいると思うが、大体の人はどちらも受け入れる。
キリスト教も信仰していればクリスマスやイースターといった行事もあって3重信仰の場合もあるだろうが
そういった観点で2重信仰と言えるだろうが、日本には「信仰の自由」があるからこそ2重信仰だろうがどの宗教を信仰していようが受け入れるのが日本だからこそこのようなことが起きると考える。