この記事は実際に私の身に起きたノンフィクションだ。

私は高校時代、夏は毎日自転車通学だった。

今となっては1年中JRとバス通学だから自転車通学を見ると懐かしく思う。

私の通学路は、線路を渡らないといけなかった。線路を渡る手段は4つあった。

アンダーパスをくぐる

小麦粉工場のそばの細道を通って踏切を渡る

歩行者及び自転車専用の地下歩道をくぐる

家の近くの踏切を渡る

この4つだった。

しかし赤字の手段は安全ではあるが時間がかかる。

紫字の手段は近道だがあるリスクがある。

それは霊が出るというリスクだ。

 

ある日、私は学校帰りに地下歩道をくぐった。

真冬の部活帰りだから外はもう暗い。

そんな中早く寒さから解放されたいがために近道をした。

その時に選んだのは地下歩道。

私は普通に歩いていた。私の足音しか聞こえない地下歩道を。

すると私の肩を何か冷たいものが触る。誰かと思って振り返っても誰もいないどころか

足音も聞こえない。私はとっさに逃げた。

 

翌日は朝からトラブルが起きてしまった。

イヤホンを落としてしまったのだ。

しかも地下歩道で。

気づいたときにはもうバスだった。あの場所に落ちていることを知らずに・・・

帰り道に探すために同じ道を歩く。

地下歩道に入って私の目に映ったのは・・・

地下歩道に佇む白い影。試しに動いてみても何も反応がない。

私がイヤホンを見つけた直後に確信した。

イヤホンが動き出したのだ。

そして私はイヤホンを拾い、その場を颯爽と去った。

 

これが私の霊体験だ。

日本全国心霊スポットは存在する。平和の滝のようなメジャーな所もあれば

その地下歩道やモエレ沼公園のようなマイナーで

「え!?そこって心スポだったの!?」

となる場所だって存在する。

しかし、心霊スポットがなぜ、どのようにして心霊スポットになったかを考えるのもまた

考古学的に考えるちからを身につける上で必要だろう。

 

これまでにした霊体験

 

 

 

 

 

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