高城×北原




今日は愛しの彼女であるあきちゃ宅にお呼ばれ。


ピンポーン…


ウキウキ気分でインターホンを押すが、反応がない。


ピンポーン…ピンポーン…


…やっぱりでない。そっちから呼んだくせになによー。


仕方がないので、合鍵を使って中に入ることにした。


あんまり使いたくはないんだけどねー。



廊下を渡り、リビングにつく。


あきちゃの姿はまだ確認できない。



…でも、部屋に敷いてある異常にでかい絨毯が不自然に盛り上がっている。


えいっ、とめくってみると、案の定あきちゃが隠れていた。



「え~っと、高城さん。何をされておられるのですか?」


「あ、りえちゃん。えへへ、バレちゃった。」



眩しいあきちゃの笑顔に不覚にも胸キュンしてしまった。


こういうところが好きなんだろうなーわたしは。


と改めて実感。


ちょっと不思議ちゃんすぎるけど。



「それで、ほんとになんで隠れてたの?」


「んーとねぇ。少し大きめの絨毯を買ってきて


今敷いてたんだけどね、


中入ってみたら面白いかなって思って。」


「は、はぁ。」


「入ったら真っ暗闇を探検してるみたいで面白かったよ。


あ、そうだ。りえちゃんも一緒にやろうよ!今!」


「え、いやわたしは別に…」


「えーやろうよー。お願い!」


うお。そんなキラキラした目で見られちゃ断れないでしょーが!


仕方がないので乗ってあげることにしよう。



「りえちゃーん。どこー?」


「ここだよー。」


「いまそっちいくねー。」


ゴソゴソという音と共にあきちゃが近づいてくるのが分かる。


でも中は予想以上に暗くてうまく距離がつかめない。


もうほとんど距離はないだろうと思われるところで


あきちゃの動く音が消えた。



「…あれ、あきちゃ?」


少し不安になってつぶやくと


急にほっぺたに柔らかいものが触れる。


…あれ、これってもしや…?



「…えへへ、りえちゃんみ~っけ♪」


「あ、あきちゃ…いま」


「ねぇ、…今度は口にしてもいい?」



あきちゃはわたしの耳元でうれしそうに囁くと


わたしの了解を得る前に唇を奪う。


わたしは驚く暇もなく、されるがままだった。




数秒後に離れたあきちゃの顔は


Sっ気に満ち溢れていた…


ような気がしたが


暗い絨毯の中だったので実際のところはよくわからない。







でも、とりあえず…


ーあきちゃ 恐ろしい子!