※永遠プレッシャーのPVのパロです。
わたしは女の子に恋をした。
はじめはただ単に可愛いな、と思っただけだったのに
同じ寮で一緒に生活していくうちに
あの少し訛りのある高い声や、ほんわりとした匂い
可愛らしい笑顔に心惹かれていた。
もっと彼女のことを知りたい、触れたい、抱きしめたい
彼女を…私のものにしたい!
想いはどんどん強くなって、理性を保てなくした。
そして2週間前のあの日、シャワールームに入った彼女を影から盗み見した。
興奮が抑えられず近づいていった結果
…彼女に気づかれてしまった。
わたしは意味不明な言い逃れをしてなんとか逃げたが
それ以来、彼女はわたしに少し距離を置いているらしく
この2週間ほとんど会えていない。
ーもう限界。会いたい、由依の顔が見たい!
いてもたってもいられなくなって部屋を飛び出す。
由依が居そうな場所を一つ一つ探してゆくがどこにもいない。
最後にロビーへ向かった。
そこに彼女はいた。
ロビーのソファに座って眠っているようだ。
おそるおそる近づき、彼女の手や頬に触れてみるが反応がない。
軽く揺すっても目を覚まさず、スースーと寝息を立てている。
ーこれはチャンスかも。
2週間も耐えてきたわたしの理性は吹き飛んだ。
まず彼女の首元に自分の顔を寄せる。
全身が彼女の匂いに包まれていく感じが堪らなく心地よい。
首筋を舐めながら、彼女の首元の上を目指す。
その先にはもちろん彼女の寝顔があった。
そして少し開いた口に、ゆっくりと自分の唇を重ねた。
ーキス…しちゃった。
体中が熱くなり、今までにないくらい興奮している。
もう一度口づけをしようと顔を寄せると
「…ん、んぅ。」
という唸り声とともに彼女の瞼がゆっくりと開く。
ーや、やばい!
わたしは咄嗟に彼女の頭を自分の胸に抱き寄せた。
「ふごっ!なっ、だれでふか!」
ジタバタと暴れる彼女を強く抱きしめ、言い訳を必死に模索する。
だが、何も思いつかない。
ーもう腹をくくるしかない!
気持ちを…伝えよう!
「…由依!
わたし…あなたのことが好きです!付き合ってください!!」
…い、言ってしまった。
するとぴたっと、由依の動きが止まる。
わたしも腕の力を緩め、彼女を解放した。
由依は、私の胸に顔をうずめた状態で…こくりと頷いた。
「柏木先輩!お待たせしました。」
由依がわたしの隣に腰掛ける。
「私に聞きたいことってなんですか?」
「うん。そういえばまだ付き合うのOKしてくれた理由聞いてないなって。
あんな急だったのになんで?」
「全然急じゃないですよ。先輩がわたしを好いてくれてんのは
ずっと前から知ってましたもん。」
「えっ。なんで?やっぱシャワーのこと?」
「それよりもっと前ですよ。
だって先輩、わたしと話すときいっつも息が荒いねんもん。
他のみんなも知ってましたよ。」
…マジでか。全然しらなかったよ。
「それでどうしようかずっと悩んでたら、先輩が告白してくれて。
気持ちを決めました。」
そういってニコッとわたしに微笑みかける由依。
わたしは、わたしの彼女を抱き寄せて、迷うことなく口づけをする。
…もう由依はわたしのものだから。