その日は朝から現場検証
その前の晩に加害者から電話がありました。
私の車は名義は父になっていて、
保険の契約者も父になっていました。
父が、どうやら保険会社の人に
(相手側の)
電話で
「ぶつかったのに事故現場で謝罪の一言も
なかった上に未だに電話の一本もかかってこない」
と言ったらしくもしかしたら
電話がかかってくるかも?と父か言っていたのですが
やっぱりかかってきました。
「この度は大変なことになりました。」
「いやあ・・初めての道なもんで、一旦停止が
あんなところにあるとは・・ねえ・・
病院に行かれたそうで、たいしたことなくて
よかったですわ」
「はあ」
力なく答える私。なんか
この人他人事みたいに話してます。電話も
当然、謝罪の言葉もなくただ単に保険会社の人から
電話の一本くらいは入れておくべきだ
といわれてかけてきた感じ。
早々に切らせていただきました。
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この人・・・実は・・・
あとで警察に年齢を聞いてびっくり
なんと
84歳だったのです。
84ですよ、84!!!!!!!!
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そして次の日はいよいよ現場検証
私はいくらか安心しておりました。
加害者は謝罪こそしないものの
自分が一旦停止を無視して飛び出した
と認めているわけです。
ところがっっっ
現場検証が始まると警官はお互いがどうやって
運転したのか詳しく聞きます
@自分はどちら方向から走ってきたのか
@スピード
@相手の車はどこのあたりを走っていたとき
みえたのか
@ぶつかったあとは車はどの方向を向いてどこで
とまったのか
なんと・・・
このオヤジ・・ジイサン・・・
「一旦停止で止まって車が来てなかったから
進んだ。確かに止まった」
という。
はあ~???????????
私は当然
「交差点から車が一旦停止無視して飛び出してきたので
ぶつかりました」
と事実を述べる
(というかこれ事故後に警察にいったけど?)
「ふう~おかしいねぇ、あなたは相手の車は
とまらなかったっていうけど、相手は停まったって
言ってるから・・・話が合わないですね」
キレそうです。このジジイは(口が悪いのはお許しを)
この後におよんで嘘をつくのです。
自分が悪いなんて思っちゃいません。
「あ、あの日の事故の日の調書にはなにも
かいてないんですかっ?確かにあの日は自分で
一旦停止は見なかったって言ってましたよっ!」
と叫ぶように訴える私。
すると
「物損事故だったから、交差点での出合頭の衝突としか
かいてないんだよねぇ・・・」
と警官。そんなバカな。
「○○さんっ(じいさん)あなたあのときあんなところに
一旦停止あった?って言ったじゃないですかっっ」
と問い詰める私。
「一旦停止無視で飛び出すなんてあるわけないじゃないか」
とジジイ(失礼・・)
このやろーーーマジでむかついてきました。
「じゃああのとき現場にきた警官に電話して聞いてください」
そうです。あの警官が覚えていてくれれば
ジイさんの嘘がばれます。
電話してるのを待つこと1分・・・・・・・・・・・長い・・・長すぎる・・・・・・
そして
「○○さん(じいさんの名前)あなた、事故の日は
自分が一旦停止無視で突っ込んだって言ったそうじゃないか
どうなんだ?」
「それは・・どうだったか・・」
しどろもどろになりつつもとぼけるじいさん
「さっきあなたは自分は一旦停止で停まったって
言われたけど、それはうそじゃないのか!!」
かなりキレテます・・・
「いやあ・・・」
まだとぼける
「どうなんだ!ホントのこと言わないと現場検証に
ならないでしょうが!!!こんな朝っぱらからでてきて
やってる意味がないだろうが!!!!」
本気です。警官が怒ると・・すごい迫力です。
”そうだそうだ!もっと怒ってくれ”
と心の中でエールまで送ってみます。
「あんたうそついたんだな!さっき言ったことは
全部うそなんだな??????」
「いや・・それは・・」
「どうなのか、真実を言いなさい!!!!!!嘘ついたんだな?」
「はい・・」
「じゃあ一旦停止無視で飛び出したわけだな」
「はい・・」
力なく答えるじいさん
「だいたい、夜なんていうのは左右を確認すれば
必ず相手の車のライトがみえるはずなんだ。
左右確認して一旦停止してればこんな事故は絶対に
起きてない」
と警官。全く・・その通りです。
無事現場検証も終わり
最後は供述書を取ります。
そのとき
”この事故で自分が不注意だった点は”
という
項目があったので
”うーん”
考えました。
「ないような気がします」
と私。
「まあね、アナタのほうは優先道路だし
停まる義務も減速の義務もないからなぁ・・
じゃあ不注意だった点はなしで。」
「ハイ」
そして現場検証は終わりました。
通常1時間半で終わるといわれていたのですが
じいさんが嘘をついたために2時間かかりました。
アスファルトが熱されてものすごく暑かったです。
最後に
「朝からごくろうさんだったねぇ」
と警察の人に言われてやっとなんだか
すっきりしました。
・全く謝らないジジイ・・・
・なんで84にもなって運転してんのよっ
(まあこれには個人の事情があるとは思うが)
・親戚の人がたくさんいたのにも関わらず誰一人として
私に謝らないってどういうことよっ
・代車で通勤しなければならなくなった私のことも考えてみろっっ
などなど怒り爆発寸前でしたが
”ごくろうさま”のひとことでなんだか救われてしまった私です。
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あれから、どこかの交差点を通るたびにちょっと減速しながら
びくびくしながら運転している私です。
まわりを観察しても、自分が大きな道路で優先を
走っているときは、一旦停止のわき道がそこに
あっても、減速して走ってる人なんてほとんど
いません。ゼロです。
だって・・
一旦停止は停まるものだと思ってるからです。
でも停まらず全く減速もせずに突っ込んでくる車も
います。今回は
あわててブレーキを私が踏んだので、
車の前方にあたり、バンパーなどなどが
破損したものの、大きなケガはせず、会社にも
普通に行っています。
もし、1秒ずれていたら
運転席のドアに激突して半身不随になっていたかもしれません。
いや
そのまま死んじゃってたかもしれません。
ホント事故って一瞬で起きるんだなって
実感しました。怖いです。
いろんな事情があるにしろ、
84にもなれば反射神経、判断力が
鈍ります。
そうなったときは、自分で
もう、運転しない、
と勇気ある決断をしてほしい
と思います。
車は便利な乗り物だけど・・
一瞬にして人の命を奪ってしまうことも
あるのですから。
もし道路を走っていたのが
私の車ではなく、子供だったら・・・
亡くなってしまったら・・・
”84歳だから・・・前がよくみえなかった
初めての道路だから、一旦停止がみえなかった”
そんな言い訳では決して許されません。