吉川 最多勝と奪三振王 | You can do it

吉川 最多勝と奪三振王

吉川 最多勝と奪三振王

 23日、平戸球場で長崎St―愛媛MPのダブルヘッダーが行われた。第1試合は4―3で長崎がサヨナラ勝ち、第2試合は愛媛が4―3で雪辱、入野(岡豊高出)が8セーブ目を挙げた。レギュラーシーズン全日程が終了し、個人タイトルも確定。FD勢では吉川が、最多勝と最多奪三振の2冠。カラバイヨも本塁打王と打点王の2冠に輝いた。山伸も盗塁王を獲得し、計8部門中5部門のタイトルを獲得した。


 吉川は14勝5敗1セーブで、最多勝を福岡RWの森と分け合った。奪三振数は136個を記録した。防御率は1・74で、徳島ISゲレロの1・69にわずかに及ばなかった。


 カラバイヨは18本塁打、76打点と両部門とも従来のリーグ記録を大幅に更新した。山伸は22日のリーグ最終戦の香川OG戦で41個目の盗塁を決め、笠井(香川)と並んで、連年の盗塁王を獲得した。



吉川 際立つ安定感

吉川が、最多勝利と最多奪三振のタイトルを獲得。「打高投低」の傾向が目立ったシーズンで際立った数字を残した。


 今季、リーグはNPB(日本プロ野球組織)に近い「飛ぶボール」を採用。リーグ戦は打者優位で展開した。昨年の本塁打王は7本打った丈武(香川=現楽天)だが、今季はカラバイヨの18本。5人が10本以上と大幅に増えた。


 その中で吉川は、リーグ最多の191イニングを投げ自責点37で、防御率は1・74。100回以上を投げた投手の中で唯一の1点台だ。


 開幕前日に練習生から昇格。ホーム開幕戦で初勝利を挙げたが、細かな制球面はまだまだで、前期は5勝4敗だった。


 しかし、何人もの戦列離脱で投手陣が手薄となり、中1日で先発するなど登板機会はどんどん増えた。後期はローテーションの核となり、すべて先発で9勝。後期も先発陣の野原、伊良部が故障で離脱する中、フル回転でチームを支えた。


 140キロ台半ばと球速が増し、投球に幅が出た。球離れの遅さも武器で、交流戦で対戦した巨人の岡崎2軍監督も「変則的で打ちにくい」と評価した。


 時に投げ急いでしまうことが課題。佐伯コーチは「カウントを考えた攻めが必要。『投げる機械』では駄目」と注文をつける。26日からのチャンピオンシップでも、エースの存在感を存分に示してほしい。



高知新聞