リザスト公式認定コンサルタントの衣川信之です。
「リザストの教科書」の基本連載です。経営とマーケティング視点で、リザストの使い方とリザスト起業成功法をわかりやすく説明していきます。
第１章 リザーブストックの本質
１ー４ リザーブストックの機能の変遷 その５（基本連載）協会エディションの導入
リザストを使うユーザーの中には、独立して事業を行う個人事業主や小さな会社だけでなく、自分の生徒さんもまた事業主として講座などを展開する、協会型の事業活動をしている人も増えてきました。協会型の事業活動をする人たちの要望を受けて導入されのが、エキスパートアカウントの協会エディションです。
協会エディションは、エキスパートアカウント以上で選択できるようになります。協会エディションを選択すると、個人予約の表示が消えて、協会員が表示される様式に切り替わります。協会エディションでは、本部協会で発行する協会のメルマガが、所属する協会員のそれぞれのリザストページにも表示されるようになります。
協会員全体で協会本部のメルマガ読者を増やしたい要望に応えてのことでしょう。昨今では、一人の講師または事業主が複数の協会や組織に属することも稀ではないので、一人の講師または事業主のリザストページに、複数の協会または組織のメルマガが並んで表示されることも出てきます（自動車産業でトヨタの社員がホンダで働くことはあり得ないし、厳重に規制されています）。こうした時代の背景もあり、組織や企業のブランドの確立及び知的財産権の保護などについても、企業は以前よりも複雑なコントロールを求められるようになっています。
ある程度の企業統治の知識と能力を持つ事業主と、そこまでの知識がない事業主が混在しやすい「起業、副業」の分野では、ブランドやマーケティングの成功のノウハウが前者に大量に蓄積されやすくなっています。起業、副業の世界とは、ブランドやマーケティングの成功のノウハウが十分に蓄積されていない段階で、感覚や経験に基づく発信がなされやすい分野です。また、経営理論や経営戦略は、もともと、独自の経営資源がある企業向けに論じられてきた面があり、個人事業主の段階から事業を成長させる道のりは、わかりやすい形では知識・経験としてまとまっていません。
そうした背景の中、個人事業主向けのマーケティング支援システムであるリザーブストックは、個人事業主が事業を立ち上げる時からでも、市場や顧客のことを学びながら、必要な学習を蓄積し、効果的なマーケティングをしやすいように、各種の機能がよく考えられていると言えます。開発者の相馬氏が常日頃から、ユーザーである個人事業主の要望を考えて、機能を開発・改善しているからでしょう。
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