リザスト公式認定コンサルタントの衣川信之です。
「リザストの教科書」の基本連載です。経営とマーケティング視点で、リザストの使い方とリザスト起業成功法をわかりやすく説明していきます。
第１章 リザーブストックの本質
１ー４ リザーブストックの機能の変遷 その４（基本連載）リザストメーラーの開発
次に大きかったのが、リザストメーラーの開発、導入です。リザストメーラーは、リザストで発行しているメルマガを受信できる、スマートフォン専用のアプリケーション。このリザストメーラーの導入によって、リザストユーザーである事業主が発行するメルマガのメルマガ読者への到達率が、100%になりました。
リザストメーラーが導入される以前は、メルマガ読者のメールの受信環境などにより、100%の確率でメルマガがメルマガ読者に到達することはできませんでした。メルマガ読者の登録メールアドレスを提供しているプロバイダやWEBメールサービス側の規制によって到達しないメールがあるし、タイトルや内容によって類型的に迷惑メールと判断されてしまうこともあるからです。
リザストユーザーである事業主がリザストで発行しているメルマガを、メルマガ読者がリザストメーラーで読むようになると、メルマガの到達率は100%になります。メルマガの発行者である事業主にとっても、メルマガを登録した読者にとっても、メルマガの到達率が100%であることの意味は大きいです。
メルマガ登録者の側から見ると、自分の受信トレイで受信するPCメール宛にメルマガが配信され、削除せずにアーカイブしておけば、後からいつでも検索して探し出すこともできます。その状態に加えて、リザストメーラーの設定もすると、リザストメーラーアプリ上で最近発行されたメルマガを受信し表示されるので、アプリでも読めるようになります。
ただし、読者の側で保存をしないと一定期間の間表示されているだけなので、期間が経過すれば表示されず、常に新しいメルマガの数号がアプリで表示される状態となります。お薦めは、PCメールでメルマガを登録しておいて、さらにリザストメーラーの設定もする方法です。PCメールでのメルマガ登録はせずに、リザストメーラーだけでメルマガを登録することもできますが、保存していないメルマガを後から検索して探し出すことはできなません。
リザストメーラーでメルマガを読者に読んでもらうことで、反応がよりインタラクティブ（双方向）になりました。PCメールは読者が受信して読んでいても、事業主の方ではその反応がわかりません。当たり前のことですが、メルマガは全部が開封されるものではなく、未開封の割合もそこそこ高いものですし、事業主にはそのように表示されています。
一方、リザストメーラーでは、読者が気に入った記事にハートマークの「いいね」ボタンを押すことができ、連打して10個ぐらいの「いいね」を押すこともでき、その「いいね」の総数はメルマガ発行者である事業主に表示されます。
孤独になりやすい事業主にとって、メルマガ読者からの反応がこうして「目に見える」形で現れることが、どんなに励みになることでしょうか。もちろん、開発者の相馬氏は、そうしたことを考えて、こうした機能を開発し、実装しています（これは筆者が、直接、本人から聞いた話でもあります）。LINEなどよりも程よい距離感で、「お手紙」が自分の受信ボックスに届くメルマガの良さは残しながらも、事業主がより自分の読者や顧客から親しまれやすい、そうして事業を成長させやすいように、考えてくれているのだと思います。
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