世の中は人々の意志の総和でかたちづくられる。
うろ覚えで正確かどうか分かりませんが
当たらずとも遠からずか。
トルストイの「戦争と平和」の結びの章に書かれて
いたような。
分厚い文庫本にしても確か四冊分くらいあったかな。
今も書籍に目を通さない日は無いけども。
あんな分量の文学作品は読めません。
歳だの若いだの聞く耳持たないけど(笑)
「戦争と平和」とか「レ・ミゼラブル」とか「ファウスト」とか
気合いと力業で読めたのは、若さの成せる技か。
いま、絶対無理。
しかし、例のフレーズを忘れる事が出来ず
私の価値観に今日まで影響を及ぼしている。
結局、いま、この世の中も誰か一個人が決めて
るんじゃない。
私達ひとりひとりの考え方が反映されているのだ。
影響を及ぼさない人間の意志など無いのだ。
ただ意志の総和だから全てからしたら何億分の一かも
しれない。
でも確かに世の中の全事象の何億分の一、
何兆分の一かは自分の意志なのだ。
微々たるものでも影響を与えるものであれば
無責任な思考停止状態には気をつけたいと思うのである。