犯罪は未然に防ぐことができないのか? | 公明党 川原のぶあきオフィシャルブログ

犯罪は未然に防ぐことができないのか?

こんばんは!!暮らしのレスキュー隊長 川原のぶあきです。


今朝はとても肌寒く、朝早くに目が覚めてしまいました。
皆さんも急な気温の変化に体調を崩さぬようお気を付け下さい。

さて連日、大阪府寝屋川市の中1男女殺害遺棄事件の
報道がなされています。

平田奈津美さん、星野凌斗さんのご冥福をお祈り
申し上げるとともに、突然、我が子を失ったご遺族
そして同級生をはじめとする友人の皆さんに心から
のお悔やみを申し上げます。


こうした少年少女を狙った陰惨な事件が発生すると、
いつも悲しく暗い気持ちになると同時に
「なぜ、犯罪を未然に防ぐことができなかったのか」
言うことを考えます。


防犯カメラにより、いち早く犯人逮捕につながったこと。
また、昼夜分たぬ捜査をすすめ山田容疑者の逮捕して
くれた大阪府警の皆さんには感謝したいと思います。


しかし、犯人が逮捕されても尊い二人の命は元に戻らない。

今日の報道では、山田容疑者が犯行直前の11日未明に
東京の秋葉原で職質を受け、その際に「手錠」や
「スタンガン」を所持してたことが新たに判明したとのこと。



普通に考えれば

「手錠」は、おまわりさんならいざ知らず、普通の人は
常備携行することはあまりないと思います。


また、女性ならいざしらず護身用とは言って「スタンガン」
を持ち歩いている人はあまりいないのではないのでしょうか?


まして容疑者は、過去に男子中学生を監禁し、
逮捕歴がある。



私は警視庁と大阪府警がその時にもっと情報連携
していればこの事件が未然に防げたのではないのか
と思ってしまいます・・・。




この間ブログにも記載しましたが、先日、私は危機管理の
勉強をしてきました。


その講師のお一人に、日本人で初めて英ケンブリッジ大学
大学院で犯罪学研究科を修了された大正大学文学部
社会学科教授の小宮信夫先生がいらしゃいました。


小宮先生は、日本では奇妙な防犯知識間違った「常識」
まかり通っていると指摘しています。


駅前広場や公園など、人の多いところは本当に安全なのか?
防犯カメラは、どれぐらい犯罪抑止効果があるのか?
防犯ブザーは、いざと言う時に鳴らせるのか?
街路灯があれば、犯罪が起こらないのか?
等々

私も講義を聞くまでは、まさに先生の指摘する奇妙な
防犯知識を信じて疑っていなかったですが、聞くと
目からウロコが落ちる思いでした。



また、先生は「機会なくして犯罪なし」と言う
犯罪機会論を提唱されています。


そして、犯行機会の有無によって未来の犯罪を
予測することができると言っています。


今、小宮先生の著書「犯罪は予測できる」を読みながら
我が目黒区の防犯対策は、本当に犯罪抑止に有効なのか
について熟考しております。


そして、このような陰惨な事件が二度と起こらぬよう、
皆さんも防犯に関する今までの常識を改革をして
わが街、我が家、我が子を守って頂ければと思います。