軽度外傷性脳損傷に関わる労災認定基準の改正と教育機関への啓発・周知を求める意見書
こんにちは!!暮らしのレスキュー隊長 川原のぶあきです。
先ほど、本会議が開催され14日間の会期で行われてきた目黒区議会
第四回定例会が無事閉会されました。
最終日は議案等の採決が行われましたが追加議案として
議案第78号「軽度外傷性脳損傷に関わる労災認定基準
の改正と教育機関への啓発・周知を求める意見書」が提出され
全議員の賛成をもって議決されました。
皆様は、「軽度外傷性脳損傷」についてご存知でしょうか?
軽度外傷性脳損傷(略称:MTBI<Mild Traumatic Brain Injury>)は、
交通事故や高所からの転落・転倒、スポーツ外傷などにより、頭部に
衝撃を受け、脳内の情報伝達を担う神経線維「軸索(じくさく)」が断裂する
などして発症する病気です。
症状は個人差があるものの、MRIなどの画像検査では異常が見つからず
労災や自賠責の補償対象にならないケースや「気のせいだ」などと言われない
中傷を受けるケースがあり、被害を受けた方は身体的にも、精神的にも苦痛を
受けている現状があります。
私たちの会派では、MTBI友の会の方からご相談を受け、いいじま和代議員が
一般質問を行い、軽度外傷性脳損傷に対する周知啓発を図るよう訴えてきました。
本定例会では、友の会のご要望を受け、私たちの会派から意見書(案)として
議会運営委員会に提出させて頂きました。
意見書の文面については私の方で作成し、山宮きよたか幹事長と共に各会派に
趣旨を説明し、意見書提出について協力を要請いたしました。
その結果、全会派及び無会派の議員の方のご賛同を得て本日の本会議に上程し目黒区議会として意見書を政府に対して提出する運びとなりました。
意見書については本文を掲載しましたのでご参照下さい。
意見書はあくまでも第一歩にすぎませんが、現場の声に耳を傾け
目黒区議会として政府に対して提出したことはとても意義深いものと思います。