【’25第四回定例会】関けんいち議員の一般質問 | 公明党 川原のぶあきオフィシャルブログ

【’25第四回定例会】関けんいち議員の一般質問

こんばんは!!暮らしのレスキュー隊長 川原のぶあきです。


本日は定例会2日目。一般質問の続きでした。


私たちの会派からは関けんいち議員が登壇致しました。

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関けんいち議員の一般質問は以下の通りです。


公明党目黒区議団としてずっと主張している財政の見える化について

などを深く追及した内容です。



1.目黒区の財政の見える化について



 目黒区は平成24年度より財政健全化を進めていますが、

健全化プログラム(平成24~26年度の3か年)終了後の健全化を担保する

には、公会計制度を活用した仕組みは必要であると考えます。


また、区有施設の抜本的な見直しにおいても、今後、資産管理する

上で財政の見える化が重要です。


一方、総務省においても、今後の新地方公会計制度の推進について

検討されているようですが、課題も多く、推進には各自治体の首長の

やる気とリーダーシップが問われることになると考えます。


再び財政が厳しい時を迎えた際に区民の不安を増長させないために、

財政の見える化について、今から準備しておくべきです。


そこで


(1)平成20年度より作成している総務省改訂モデルによる財務諸表に

  ついて、様々な財務分析が行われていますが、以下の点を伺います。



ア.過年度からの財務諸表を分析し、現時点での目黒区の

   財政評価について伺います。


イ.目黒区の置かれた位置付けを把握するために、他自治体(城南

   5区あるいは標準財政規模近似特別区など)との比較状況について

   伺います。



(2)財務諸表の区民及び議会への公表について、以下の点を伺います。


ア.財務諸表の分析には、貸借対照表であれば、将来世代への負担の程度を

   判断する将来世帯負担比率という指標や、行政コスト計算書であれば、

  資産形成を行う余裕はどのくらいあるのか、財政の弾力性を評価する

行政コスト対税収等比率などの指標があります。他にも財務諸表に

  対する様々な評価指標がありますが、これら指標の意味合いを解説した上で、

 その指標における経年変化と他自治体との比較を公表しなければ、区民に

   目黒区の財政運営を納得して頂けないのではないでしょうか。

   区の所見を伺います。


イ.区民に対し、より的確に分かりやすく伝わるよう、めぐろ区報の紙面に大きく

  掲載した特集号を用意するなど工夫して、財務状況を評価指標に沿った形で

  過年度からの変化、他自治体との比較について公表すべと考えますが、

  区の所見を伺います。


ウ.9月の決算審査時点で議会に公表されれば、財政状況をより的確に審査する

  ことが期待できると考えますが、区の所見を伺います。



2.区内の空き家・空き部屋対策について


 区内の2万を超える空き家・空き部屋に関し、目黒区住宅マスタープラン(第5次)

では、空き家住宅の実態把握や多様な活用の方法を検討するとしています。


 一方、国の空き家対策では「民間住宅活用型住宅セーフティネット整備事業」

を、東京都は「東京都民間住宅活用モデル事業(空き家活用モデル事業)」を

国の制度併用型も揃え、民間賃貸住宅の空き家オーナーに向けた助成制度

を実施しています。


 しかし、昨今は原状復帰型内装リフォームと言うより、リノベーション型の市場が

形成されているため、改修費もかかり、その分家賃に転嫁されると、区内家賃は

23区平均よりさらに高い設定となってしまいます。


別の視点から見ると、区内には東京大学、東京工業大学などの大学や

様々な教育機関があり、近隣区を合わせると100を超えて点在しています。

ここに通う学生たちが目黒区に永住したいと強く認識されるよう工夫をして、

将来、目黒に賑わいが呼び込めるような手立てを検討すべきであると

考えます。そこで以下の点を伺います。


(1)住宅マスタープランに掲げた施策の進捗について伺います。


(2)国や東京都で行う各種の「住宅セーフティネット整備推進事業」に

  ついて、区内の制度利用状況を伺います。


(3)区内及び近隣区の大学等に通う学生に対し下宿先が区内かどうか、

  区内下宿中の学生には、区内に永住希望されているかどうか、どうすれば

  区内に永住したいかなど、SNS等を活用した実態把握で、住みたい街の

  具体化及び下宿先として空き部屋活用が検討できないか所見を伺います。



3.不燃化10年プロジェクトの進め方について



 東京都の不燃化10年プロジェクトの先行実施地区に指定された

都市計画道路補助46号線の沿道住民からは、ここ5、6年以内の立ち退きを

宣告されたと受け止め、急激な生活変化に不安を感じています。


整備事業自体は東京都の事業ですが、沿道住民のご理解とご協力は整備の

目的を達成する上で不可欠です。


目黒区としても沿道住民に対する特段のメリットと、丁寧で適切なアドバイスによる

不安解消に努めなければならないと感じます。


今後、まちづくり協議会の地区計画策定では、沿道からの住民要望に

沿った対応を前向きに勘案すべきと考えますが所見を伺います。



以上、関けんいち議員の質問内容を私が咀嚼して記載させて頂きました。