時間の捉え方。
今年も残すところわずか。
瞬く間に過ぎ去っていく日々について行くのが精いっぱい。
子供の頃に感じた一年という時間。
大人になってから感じる一年という時間。
毎年同じ時間を決まって過ごしているはずなのに
感じ方が全く違ったものになる。
子どもの頃、学校までの距離がやたらと遠くに感じたけど
大人になってからその場所へ行くと意外にそうでもなかった
みたいな・・・そんな感覚ととても似た感じ。
まぁ子供の頃に得られた真新しいものに触れる感動や
感覚みたいなものが、大人になると随分と少なくなるし
日々の生活にも一定のリズムができては、その生活に何の疑いも
持たなくなっていく。
刺激に満ち溢れる子どもの時間に対し、単調に過ぎ行てくことが
多くなる大人の毎日。こういった違いから年々少しづつ
時間に対する捉え方が自分の中で変わっていくのがわかる気がする。
いくら刺激を求め新しいことに挑戦しようと子供の頃に得られた
感動や感覚を大きく上回ることはほんと少なくなる。
それを今、自分の息子を通じてしみじみと実感する。
というのも先日の話・・・。
息子にとって人生で初となるプリンを口にしたときの彼のリアクション。
容器に入ったカスタード色したドロッとした食べ物に
少し戸惑いを感じながらもそれをスプーンで口元まで運んであげると
少し躊躇いながらもパクッと口にしたその時・・・。
徐々に口の中にプリンの甘みが浸透していくのを本人も実感した様子で
真顔だった顔が次の瞬間には屈託のない満面の笑みを浮かべて
覚えたばかりの言葉「おいしい」を力いっぱいためて放つと
次のプリンが来るのを身体全体で表現しようとする様は
もう誰にも真似出来るようなモノではないと確信します。
たかがプリン一つでもこれほど喜んで食べてもらえると
食べさせた方も嬉しくなるし、本人にとっては言葉通り
人生で初めて食べた甘くてとろけるとてもおいしい食べ物だったに
違いないと思います。
プリン一つとってもこのように、これから彼らのような子供たちには
まだまだ未知なる体験が待っている。それら一つ一つを身体全体で
しっかりと吸収していくことがこれからの彼らの人生にとって
なによりも大切な経験へとつながっていく。
そして様々な経験を経て、その経験を通じて得られたその子たち自身の
実力で以てその先の未来を切り開いていかなくてはならないわけですね。
我々大人と呼ばれる者も、以前はその子どもだったわけで
その子ども時代から一体何を学びこの時代にいきているのか
我々はそのプロセスであったりこれまでの結果であったりというものと
しっかり向き合っていかなくてはならないのだと思います。