日本の預金と国債の関係・・・。 | 松浦ブログ

日本の預金と国債の関係・・・。

先日は、キプロスで起きた預金にまつわる怖い話を書きました。




そこで今回は、この国の預金について少しだけ触れてみようと思います。




日本の個人金融資産と呼ばれる、個人が保有する預金・株式・債券・保険など




これらの動向を日銀が四半期ごとの資金循環統計により発表しているのですが




2012年10~12月の日本の個人金融資産額は、なんとなんとの




前年比3.1%増の1547兆円となったそうです。



松浦ブログ


その理由は円安で外貨建て資産の円換算額が増加し、株価の上昇で




投資信託などの時価も高まったことが主な要因と考えられます。




1547兆円・・・。




どうですか!?この天文学的な数字!!




日本人はこんなにもお金を貯めまくっているのですよ!!!




1990年代のバブル崩壊以降、続きに続きまくったデフレ経済が




元々預金好きだった日本人の預金心をより一層加速させてしまい




貯まりに貯まった預金がなんと1547兆円にも上るという話。




こりゃ景気が悪くなって当たり前です。(だって誰もお金使わないんだもん。)




かつて先進国と呼ばれた国々でこれほど長いデフレ不況が続いた国が




あったでしょうか!?答えはNO!!です。




こんなミラクルはこの日本国でしか起きえません。




何故って・・・。




それはやはり日本人の国民性というほかないんじゃないでしょうか。




生きる為の仕事よりは、仕事の為に生きることに疑いを持たない国民性。




浪費よりは預金、なにかあった時の為にとあらゆる保険に加入する日本人。




元来、日本人の住むこの島は自然災害がどの国よりも多く存在するだけに




自然との闘いや自然と共有していく為の生き方・考え方が自ずと身について




いったのかもしれません。その結果、万が一に対する備えの意識が




どこよりも、だれよりも高くなったのだとしたら納得もいく話だと言えます。




そんなシビアで合理主義だった日本人が1990年代のバブル景気で




派手に下手を打った結果、20年以上ものデフレ経済を引き起こして




しまった訳で、更にその結果の副産物が、気付けば資産




1547兆円もの莫大な資産を持つことになる極端な国というか国民性。




でも本題はここから。




そんな実際1547兆円もの資産がこの国にはあるからまだ大丈夫!!





とはならず、この国の国民がせっせと節約して溜めたこの莫大な




資産の大半は既に銀行や保険会社により、多くの日本国債(100兆円)や



松浦ブログ


他の金融商品に化けており、もし仮に世界的な金融危機が




この日本で起きた場合、まさかとはお思いでしょうが・・・




先日のキプロスで起きた預金封鎖のような話が、この国では





起きないという保証はないとは言えないでしょう。




何故なら、少子高齢化や財政難に喘ぐ日本、その余波の影響で





年金を踏まえた各種社会保障などの問題は深刻さを増すばかり。





今、なんとなくやれているから大丈夫とか、この国が助けてくれる




では済まされない我々の将来保障。この国の状況が少しでも良いうちに




自らで出来る将来への自己対策は必至なのです。