運命共同体・・・・2。 | 松浦ブログ

運命共同体・・・・2。

さて前回からの流れで、今回も日韓通貨スワップ協定についての








内容を記載する事になりました。








日本と韓国の間で結ばれている通貨スワップ協定。








この通貨スワップが新興国で頻繁に利用されるようになったのは







1997年のアジア通貨危機以降でしょうか。







もともと新興国は国内貯蓄が十分でないため、投資資金を海外に








頼るケースがとても多く、その結果、金融不安などが広がると








リスクの高い新興国からその投資資金が回収されやすくなるわけです。







すると資金を失った経済は一気に深刻な状態へと様変わりし







その国の経済を大混乱へと誘うことになります。








その結果、たくさんの金融機関や企業が破綻や倒産に追いやられ







数多くの人々が路頭に迷うといった事に繋がるわけです。







こういった金融危機がアジアの新興国に次々と







連鎖して行ったのがアジア通貨危機。







こういった危機の教訓から生まれたスワップ協定が








チェンマイ・イニシアチブであり、今回の日韓通貨スワップの







骨組みにもなっているものなんです。







こういった歴史的背景をもとに、改めて今回の日韓通貨スワップ協定の







関係が強化されたことに注目してみると







如何に現在の韓国の経済状況がよろしくないかが見て取れるというわけです。







日本も現在、世界一巨額な負債を抱え、さらには今年の3月に







起きた巨大地震に被災し、さらには原発問題という







大きな問題を山ほど抱えている中で、今回700億ドルという巨額の





資金を日韓通貨スワップ協定に充てるというのです。




これはまさに欧州の信用不安による混乱が新興国からの資本流出に




飛び火するリスクを未然に防ぐ狙いがあり、



それは日本がアジアを守ろうと行動する姿勢とも




受け止めることができるかと思います。



アジアは日本経済にとって非常に重要なマーケットであり、




韓国は日本の輸出業を大きく支えているお得意様でもあるわけです。




その為、韓国経済の衰退やましてやデフォルトが起きてしまえば




日本も多大な負の影響を被る事に繋がってしまうわけです。



韓国に輸出する企業を守り、アジアの経済を安定させるため




アジアにおいての日本の役割はとても重要と言う事になります。



そしてさらに日本の取ったこの行動による合理的メリットが




輸出で競合する韓国の通貨安に歯止めを掛けることや、




日本が最近の円高で講じた為替介入による膨らみ過ぎた大量のドルを




国内で使用するとドル売り円買いに繋がり、再度の円高になってしまう為、




使えずにいた所謂(塩漬けドル)を韓国に融通することで




とても有効に使用することができ、韓国がデフォルトを起こさない限りは




ちゃんと帰ってくるといったメリットがあげられます。




今回の通貨スワップ協定の結果を受け、様々な批判的な見方も




あるかとは思いますが、この国が取った行動は決して間違いでは




なかったように私は思います。




そして、今回のこの騒動の根源となる欧州諸国においても





1日でも早くこうした先進国の新興国に対する





迅速かつ適切な行動を各国連携をした中でしっかりと




対応してもらいたいものです。



ヨーロッパにおけるドイツの役割は今のままでは




まるでお話にならないでしょうね。







長くなってすみません。




ではまた!