こんばんは!

月曜担当のMr.Hですにひひ



本日ご紹介するのは「千人に一人」というお話です。


*****************************

<  『 「考える力」をつける本2 』
    轡田 隆史  三笠書房  より>



  ☆☆ 身の回りで、自分の力で発見したものこそ、ためになる   ☆☆




格言のような、有名な言葉だけに限らず、身近な人の、


さり気ないひとことにも、引用に値するものはいくらもある。

 英雄や偉人や有名な人物に限らず、身近な仲間の言動にも、


「引用」にあたいするものはいくらもあるのだ。

 問題は、自分に、それを発見する力があるかどうかなのである。

 会社で、後輩は先輩のなかに、先輩は後輩のなかに、


それぞれなにごとかを発見することができるはずだ。学校でも、同じだ。

 家庭でも、夫が妻に教えられることも、またその逆もあるだろう。


親と子の間でも、似たようなことがいくらでもあるはず。



「引用」の源を、「立派な本」や「偉い人」にのみ求めてはならない。


身の回りにこそ、たとえ地味ではあっても、


素晴らしい言葉や行動があることを、改めて意識したい。


 中国の古典『書経』に、「野に遺賢なし」という言葉がある。


「野」は、在野の民間のこと。「遺賢」は、埋もれている優秀な人のこと。


優れた人はすべて朝廷、つまり政府に登用されていて、


民間には人材が残っていない、というのである。

政治が安定している、という意味だそうである。



しかしわたしは、「登用」ならぬ、「引用」すべき優秀な人材や言葉は、


身近な「野」にもたくさん埋もれていると思う。


むしろ、「野に遺賢あり」なのである。

豊臣秀吉や、徳川家康のような歴史上の大人物の伝記や小説は、


楽しむのは結構だけれど、その生き方、言動なんぞは、


あまり参考になりそうもない。



朝の通勤電車で、そのような類の本に、


赤鉛筆で線を引っ張りながら読んでいる人をと


きに見かけるけれど、どうなのかしら。



あなたの身の回りで、無名の人びとのなかに、


素晴らしい「考え方」や言動を発見した方が、ずっと役に立つような気がする。


もちろん、偉大な人物が苦難に立ち向かうさまは、


人生に勇気を与えてくれるだろう。


しかし、あなたの隣人の生き方に、なにごとか偉大なものを発見した方が、


自分で発見しただけに、より一層、


大きな勇気を与えてくれることになるのではあるまいか。



 会社では目立たない人が、いったん家に戻ると、


素晴らしい趣味の持ち主であったり、


地域のボランティア活動家だったりする例はいくらでもある。


そういうタイプの人の、会社での仕事ぶりは、地味ではあっても、着実であるはず。


職場に「遺賢」を発見できるかどうかも、あなたの能力のひとつなのである。

特に、入社したての若い人は、


華々しく仕事をする先輩に目を奪われがちだけれど、


片隅で静かに穏やかに仕事をしている先輩に、


むしろ教えられることが多いはずだ。


あらゆる「引用」は、自分自身の発見につながる。


思えぱ、人間とは「引用」する動物であり、歴史とは「引用」の歴史なのである。

***************************************


いかがだったでしょうか?



今、もし目の前に壁が立ちふさがっているなら


その答えは案外身近な人が知っているのかも!?


文面の中の”引用”を身近でみつけるためには


好奇心と謙虚さがないとダメですね。


では、また来週!