これまで、私はうつ病を経験しました。
(その経緯については、過去のブログ『こころの病いって何の病い?』を読んでね
)
また、うつ病になった人にも何人か出会ったことがあります。
自分自身が経験して、またうつ病経験者の話を聞いて分かったことがあります。それは、
うつ病になると必ずと言っていいほど『死』が頭をよぎるということ。
『死んじゃダメ。』
『死んだら悲しむ人がいる。』
そんなことは分かりきってる。重々承知しています。
でもね、
『死んだら楽になるかなぁ。』
『私が死んでいなくなっても、きっとみんな何とかなるよなぁ…。』
そんな思いがどうしても浮かんでくるんです
うつ病を克服した今、どうしてそうなるのか、冷静に自分なりに考えて整理してみました。
その理由…私なりの考えは3つあります
1つ目は、はっきり言って死ぬほど辛いから。
うつ病になると、自分の体の『緊張ーリラックス』のコントロールができなくなって、そりゃあもう辛いんです。
私の場合、朝起きた瞬間から心臓がバクバク
いって緊張状態。例えて言うなら、大勢の人の前で話す時の緊張が、朝起きた瞬間からずっと続く感じ。人前で話す時は、その話す行為が終われば緊張も解けますよね。でもうつ病の時は緊張に終わりが来ないんです
もう朝が1番辛い
1日ずっとその状態が続くと思うと…ゾッとしますもん
夕方になるにつれ、だんだん安心します。辛い状況にもゴール(寝る時)が見えてくるから。夜は睡眠薬を飲めば眠れますから
そんな感じで、1日中辛くて辛くて、辛くて死にたくなるんです。
2つ目は、自分の存在価値が感じられないから死にたくなる、ということです。
ある本で読んだことがあります。『人間は人の役に立つことがうれしいと感じられる、唯一の動物』だって。わかる気がしますよね。
でもそれは裏を返せば、『人の役に立てないと、自分の存在する意味が感じられない』ということなんです。
私、うつ病の時は実家に帰ってました。ダンナ子どもは嫁ぎ先にいてね。
嫁ぎ先に私がいないから、私以外の大人、ダンナや姑たちが頑張って、家事も子育ても何とか回していたようです。
そうなるとね、『私がいなくてもみんな何とかなってるし…私って死んでいなくなってもいいんじゃない?』なーんて考えが浮かんでくるんです。
自分の存在価値が感じられない…それって死にたくなるほど辛いんです。
3つ目は、『死』が身近に感じられると、人は何とかして生きたいと強く思うから、です。
例えば自分が癌になったとします。すると人はどうするかというと、死にたくないからどうにかしてその癌を治そうとします
治療をしたり、生活習慣を見直したりしてね
それと一緒で、うつ病になると、このままだと自分が死ぬかもしれないと感じて、必死に治そうとするんです
うつ病の場合は、薬を飲んだり、その人を苦しめているストレスを取り除いたりしますがね
うつ病は精神の癌みたいなものだと私は思っています。
ただ癌と違って、症状が人それぞれ、そして一見『怠けてる?』とも思えるような症状なため、周囲からの理解が得にくいのでしょう。
その人が生きようとする強い力を奮い立たせるために『死』が頭をよぎる。
これがうつ病の人に死がつきまとう大きな理由だと思います。
このことは、私がうつ病を克服したから言えることなのかもしれません…。
でも今うつ病で苦しんでいる人には、そう思って何とか自分が自分らしく生きる道を探してほしいと心から思います
辛いうつ病の時、私がしていたことは…
•DVDを観まくること。
•本(自己啓発本の類)を読むこと。
•お裁縫をすること。
どれも自分の好きなことで、それをしていると集中できて、一瞬でも辛い状況を忘れられたんです。
今うつ病で苦しんでいる方、どうぞ無理しない範囲で、自分が少しでもやれるかなと思うことをやってみてください
そうしながら、少しでも状況がいい方向に向かっていったらいいな…と願っています
うつ病の時に作った、私のお裁縫の作品たちです
子どもにあげたんですよ
今となってはうつの時代を思い出す、大切な宝物です


