こんちゃ、レオですキメてる


まず、筆者は無類のラーメン好きであるということは港区で話題になるぐらい有名な話である。まぁまぁ有名やないか


たまたま二郎近くでお昼時ということがあって

生まれて初めて二郎デビューを果たしたここ最近の話をさせてもらう。


系との違い


色々、お話する為に

特定した店名は伏せさせてもらいます。


※ラーメン二郎は全国に44店舗ほどあるらしいです。


え?レオくん二郎行ったことないとね?って

半笑いでお思いかもしれませんが


二郎系」ラーメンとはまた異なるんです。


一緒じゃないの?って…


「系」じゃないんです。「二郎」なんです。


クリスタルとクリスタルケイさんの歌唱力は同じと言っているようなもんです


ただし

どちらも美味しいことに違いはない。

だが、はっきりと違うんだ。


そこの違いに関してはよく知らないので割愛。

知らんのかい



​ラーメンに辿り着くまで道のり


二郎は店ごとに細かいルールなど異なってくる。


この時点で、すでに脱落者が出る指差し


そんなこと言ってたらこの先さらにハードコアな試練が訪れるびっくり


まず、すんなり入って…

デニーズへようこそ!的な

スムーズな入店は基本ありません。

てか、できません。


ラーメン二郎は店外に行列が常に出来ています。


都内は国道沿いとかにもあるから

前を通ったり、遠目から見た事あるんじゃないでしょうか。


歩いていると何の行列だろう…って事ありますよね?近づいてみるとだいたい…キョロキョロ


高級なパン屋さんか

イケメン俳優が出演したドラマで使われた喫茶店なんです。二郎ちゃうんかい


二郎は、一律で同じルールではなく

並び方も進み方もその店のルールに従わなければならない。


従わないと…凝視


​郷に従う


店内に入る一歩手前まで進んだそのとき


第一の洗礼が訪れる。


聞こえてきた第一声が


店主「おーい、自分で食べた物は片付けていってくれー?!」


どうやらカウンター上にラーメン鉢を上げて拭かずに退店した青年が居たらしい。


そう、基本的にはラーメンが提供される以外は


セルフスタイルなのである。


ガソリンスタンドもスーパーのレジもセルフになってきた昨今、二郎はとっくの昔にセルフ式を導入している。


もちろん水を入れたりするのも自分で。


ドリンクバー(水のみ)がある。

これは、食後に分かるが砂漠で10年放浪して辿り着いた「オアシス」レベルで美味しい水なのだ。


店内に入るやいなや集中力が試される。


そもそも初心者単独🔰でくる場所ではないことは知っていたがまさかこんなにもピリピリした空気を感じたことはない。


とにかく周りの動きや言動をよく観察したり紙に書いてあるインフォメーションを確認したり、、、ちょっと待って食べる前に何カロリー使うんだって話オエー


事前に調べていても、いざ戦場に立つと調べきれていないことが山ほど出てくる。


ここで筆者の中に世界イチ無駄な目標ができる。


「一度もミスせず怒られもせずパーフェクトで退店をしてみせる」


一度、心を落ち着かせ背筋を伸ばし並んでいると

いろんな光景が見えてきた…


まず見えてきたのは

YouTubeを見ながら食べているお客さんにめっちゃ怒っている店主


なぜかその光景を見た時に既視感があった。


そう、まさに

高校時代に生徒指導の先生が野球部を指導している光景である。怒られてた川口くん元気してるかな。


つぎに見えてきたのは

6〜7人ずつの一斉提供ルーティンであるということ。


つまり、席についている半数の人達は食べていてもう半数の人達はテーブルに座り待っている。

その間にコールという名の呪文を唱え始める。


店主「⚪︎番さんから順番にどうぞー」


という店主の掛け声から順番にコールが始まる。


コール?


ってなに?


コールハーン?ワコール?コールスロー?青じそドレッシングで?


あ!もしかして

ワンピースの海軍が発動する国家戦争クラスの無差別攻撃投下の合図?それバスターコールだれがわかんねん


etc...

これがコールです驚き

「〇〇増しで!」ってやつですよ…

しかもそれぞれに言うタイミングがあって
基本的には聞かれたら答えれば良いけど
違うタイミングで言えば
フライングコール扱いとなり
次の免許更新時に2時間の講習ビデオを観なくてはいけません。諸説あり

はっきり言わないと伝わらない上に
コールが自分の番に迫ってくる緊迫感煽り
何度も頭の中で練習する…
(えっと、、ヤサイから順番に言って次なんだっけ不安)

もう、痺れを切らして
「普通で!」って言いたくなるよね?!
わかる。筆者もそれでこのピンチを駆け抜けたい。

【頭の中でリハーサル】

初心者「ふ、ふつうで!」

店主「なにが?」


無事死亡昇天


って言われる危険性があることがリハーサルでわかった。※店(人)によっては大丈夫

そんな走馬灯が脳裏をよぎったので
待ってる時間にスマホで調べる。

そう私達にはスマホという強力な助っ人がいるではないか!現代人の懐刀!何も恐れる事はない!ありがとう令和!ありがとうジョブス!ありがとう品川紋次郎!

それにより筆者は無事に
学校へ行こう!のV6に背中を押されて告白する中学生BOYばりに屋上から叫んだ。※話マシマシ

筆者「ヤサイ少なめ!ニンニク少なめで!」

店主「はい少なめね〜」

やった…泣き笑い
ラーメンの司法書士試験通ったよ!!!
お母さん!ぼく東京でコールできたよ!!!(33歳)
ラーメン二郎でラーメン一浪にならずに済んだ予防

このコールは果たしてあっているのか
未だ解き明かされない今世紀最大の謎となっている。

​黙々と食べる背中達


コールの後は順にテンポよくラーメンが

自分の席前へ運ばれてくる。


てかトッピングするスピードめっちゃ早い。


6人分のコールを覚える記憶力を鍛えてないとなかなか出来ない技でもある。実は紙に書いてるんかな?


そこからはひたすら黙々と食べる。


食べるという表現が正しいかはわからない。


食べさせて頂く」……でも無かった。


周りを見てこれがおそらく適切な言葉だろう。


「喰らう」


表現の仕方は悪いかもしれないが、例えるとするならば、千尋を無視して喰らい続けるお父さんとお母さんだ。


この瞬間だけは喰らうことを許される魂が抜ける


じっくり喰らう。


大口で喰らう。


流し込みながら喰らう。


頑張ったカラダにお疲れ様という労いの言葉をかけながら…


喰らえ俺の身体!喰らえカカロットォオオ!


「喰らう」の数だけそこには人生があるデレデレ



​自分が誰だか忘れてしまう


食べ終わった頃に、意識が戻る。


美味しさとボリュームのあまり

自分が人間であることを忘れようとしていたなんて言っても誰も信じないだろう。


戻ってこれたのはハク様が食べ終わるまで時間を稼いでくれたお陰かもしれない。


そんなことはさておき

テーブルを綺麗に拭き、ゴミはゴミ箱に捨て

なんとか店主に怒られる前に退店しました。

(余裕ある人は怒られる前提でいきましょう)


Complete


残さず食べ切る 10pt

怒られずに退店する 10pt

我を忘れ過ぎずに生きる 10pt

ボーナス +10pt


今回のラーメン旅で

経験値40ポイントをゲットしたレオであった。



ばいばーいふとん1ふとん2ふとん3