リクオリティのメンテナンスについて | リ・クオリティBLOG 

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マルタンマルジェラ、ラフシモンズ等コレクションブランドを中心に扱う原宿セレクトショップ「リクオリティ」のスタッフブログです。新品からブランド古着まで取りそろえてます。

今週は大量の入荷がありまして作業が大忙し。

商品詳細は明日お伝えしますが、良い商品ガッツリ入りましたので期待して下さい。

リクオリティでは現在USEDとNEWのアイテムが丁度半分づつのアイテム構成です。

USEDの商品はやはり状態が気になるモノ。

と言う事で本日はリクオリティのメンテナンスについてご紹介させて頂きます。

 

まず商品が入荷したら並べまして、

検品。

 

裏地は汚れや解れが発生しやすいので特に念入りに。

続いてブラッシング。

 

素材は様々、ウール一つとっても色々あります。

リクオリティでは豚毛のブラシをメインに素材に応じて二種類のブラシを使います。

 

ブラッシングは突き詰めると細かいルールが沢山あるのですが、

とりあえずご自宅で行う際には

・毛並みを整えるイメージ(流れに逆らわない
・順番は肩からスタートして上から下へ
・ジャケットの場合はラペルの裏側まで

を意識すればOKです。

あとは必要に応じて小道具を出動。

皺や匂いがある場合は、

 


The Laundress を使います。

NY生まれ、ファブリックケアブランド。

生地に優しく、機能性もバッチリ。

そしてファスナーの滑りが悪い物には、

 

YKKのファスナーメイト。

ジップ業界最大手のYKKが作るファスナー潤滑剤。

錆びたジップも回復してなめらかに。

レザー製品であれば必要に応じて、

 

当ブログでもたびたび登場するドイツのレザートリートメント「ラナパー」

お客様に革小物のメンテナンスの相談を良く受けるのですが、大体はこちらを勧めています。

あとUSEDで特にシャツの場合は解れていたり、ボタンが無かったりする用品もしばしば。

そこで、

 
 
フランスのアンティークからベーシックなシェル、くるみ等、

大体の物が揃うボタンのストック。

まだ何千個と用意があるので近い物を選んで付けます(その際は商品説明に記載

そしてクリーニングですが、

リクオリティでは全て一点一点手洗いをしています。

 

その繊維に最適な温度で優しく押し洗い。

使用する洗剤は、

 

高級クリーニング店でも使用しているプロウォッシュ。

プロウォッシュは繊維をコーティングして尚且つ汚れを落としてくれます。

普通の洗剤では洗えなかった繊細な素材、例えばカシミアやシルクなども可能。

余計な香料が入っていないので洗い上がりも良いです。

 
 
洗い終わってもう一度チェック。

お、首周りに汚れ発見。

そんな時は、

 
 
使える繊維であればこいつらを出動。

 
 
泡の力で汚れを落とします。

塩素系の洗剤は生地を傷めやすい為、やり過ぎは禁物。

そして洗い終わったら、

 
 
アイロンをかけます。

アイロンワークはとても奥が深く、書くと長くなってしまうので割愛しますが、

やはりきちんとアイロンをかけられた服は凛として気持ち良い。

と、このような形でリクオリティに商品が入ってきたら一着一着真心かけてメンテナンスをしています。 

この過程で一見すると分からないディティールを見つけたりと嬉しい発見も。

これらは10万円でも1000円の商品に対しても同様で、

全部が手作業だから確かに時間はかかるし手間ではありますが一つの服に対する愛情が増して

そうしてはじめてお客様にも自信を持って「この服良いですよ」とお勧め出来ます。

リクオティで扱っているアイテムは真心込めた自分の子供のような服達です。

似合う人が来て、喜んで頂けたらそれ以上の幸せはありません。

本日ブログが長くなってしまいましたが、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

店主

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