知ってる人がいたら教えて欲しい接客のコツ お問い合わせの回答 | リ・クオリティBLOG 

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マルタンマルジェラ、ラフシモンズ等コレクションブランドを中心に扱う原宿セレクトショップ「リクオリティ」のスタッフブログです。新品からブランド古着まで取りそろえてます。


「販売員になりたてなのですが、全然売れません。接客のコツは何ですか?」


アパレルの新人販売員さんからお問い合わせ頂きました。


「接客のコツ」


僕の方こそ教えて頂きたい位なのですが、せっかくお問い合わせ頂きましたので僭越ながら回答します。


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簡単ですぐ実践出来る所で言うと、お客様と同じ目線で話す事です。


ざっくり言うと専門用語や固有名詞に対して、言い方を合わせます。


僕がインポートブランドで販売をしていた時に、店長研修で習ったスキル。


例えばジップが特徴的なパンツがあったとします。




お客様「このパンツ、チャックが素敵ですね!」


販売員「はい。このパンツ今日入ったばかりなのですが、チャックが良いアクセントになっています」




ジップと言い直さない。


良いんです。チャックで。






ファッション大好き!なアルバイト君








が良くやるミスでもあります。


彼らの言い分は



「お客様に正しく理解して貰いたいから、あえて言い直しました。」



と言った感じ。


正しい知識をお客様に伝える事は確かに大事ですが、その前に心地良い時間を過ごして頂く方が重要です。


ファッション関係者ならともかく、お客様のほとんどは素人さんです。


販売員のファッションに対する造形や知識なんて知ったこっちゃないし、お客様にとってプライオリティは低いわけです。


そういう事はチラシの裏や日記に書きましょう。


一般の人がジップをチャックと思ってる事で、日常生活になんの影響があるでしょうか。


スラックス→ズボン

ジャケット→上着


別な機会(テレビや雑誌etc...)で偶然知ればそれで良いし、知らなくても問題無いです。


プライスは服の値段だけではありません。


「楽しく買い物をする時間」もその中に含まれています。


「お客様の気持ちになって考える」とは良く言われますが、完璧に実践するのは難しいです。



偉そうに書いてしまいましたが、「絶対に正しい!」何て事は全くありません。


僕もまだまだまだまだまだ学ぶ事だらけです。


アパレルを頑張っている皆さん、一緒にがんばりましょう!




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