販売員時代 | リ・クオリティBLOG 

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マルタンマルジェラ、ラフシモンズ等コレクションブランドを中心に扱う原宿セレクトショップ「リクオリティ」のスタッフブログです。新品からブランド古着まで取りそろえてます。


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以前、都内で販売員をしていました。


そこはスーツを得意とするイタリアのブランドで、価格帯は


スーツ35万~
シャツ5万~


と言う高級ブランド。


いわゆる政治家や弁護士さんが「この棚のここからここまで頂戴」と言うようなブティックです。


定期的にイタリアからテーラーがやってきてス・ミズーラ(オーダーメイドのようなもの)をしていました。


トレンドはどーだとか、ラペルの幅はあーとか、ゴージの高さがこーとか、ベントに、袖のボタンの由来だとか、


僕はその程度の知識で「自分は服を知ってる」と思っていたコトが恥ずかしくなりました。


それから縫製・裁断・パターンメイキングを徹底的に叩き込まれて、


それまで服の感想が


単純に「縫製が良い!」


だったのが、


「ラウンドの処理が上手い。コンケープショルダーの縫い目がハンドメイド」


になりました。


テーラーさんにスーツの着こなしを褒められると嬉しくて、ディンブルの作り方やノットも研究したりして。


一日に一人もお客様がこない時もあり、それにも関わらずミリ単位で洋服のディスプレイを修正し、


10分置きにガラスを拭き、ジャケットの肩にわずかでもホコリがかかっていると注意されました。


お客様が喉がかわけば、別室に用意されているエスプレッソマシーンでコーヒーを入れたりもしました。


今、自分の店舗を作ろうとしてるところ。


扱っている服の雰囲気は違うけど、プロフェッショナルな意識は同じレベルでいきたいです。


もちろんもっとフランクにですが(笑)理想は原宿のDISTRICT。


もっともっと自分を高めたい。


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