感慨深く | りくう blog

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愛媛県の山あい、名水百選「観音水」の湧く
宇和町明間(あかんま)にて和紙を漉いています。

$内子・五十崎和紙 Wazm (株)りくう


$株式会社りくうのBlog


東京・元麻布の個人邸へ納品・設置を行う和紙が完成しました。


横1m、縦2m以上の大判を20枚ほど
を漉きあげるまでにもいろいろなドラマ(笑)が
ありましたが無事完成させることできましてひと安心。

お客様の生活の一部となるこの和紙タペストリー。
和紙を生活に取り入れていただくことで得られる
安らぎを意識し、優しい風合いを表現できるよう
スタッフの井上さん、鶴崎さんとともに
妥協せず漉きあげました。

和紙漉きは生きものを相手にしているようなものだと
つくづく思います。

その日の気温、水温、水のまぜかた、漉き方、
楮(和紙の原料の木)の皮のほぐれ具合と
繊維の長さ、ねり(とろろあおい等)の量

漉く度に和紙の表情は変わり
突き詰めていくとキリがありません。

和紙職人さん達は、長い年月をかけ、試行錯誤を繰り
返し、経験から技術を身体に刻み付けてきて
いらっしゃるのだなあ~と改めて感服します。


数日中に設置の為に東京出張ですDASH!