あれ?アルバム発売以降、日記更新が途絶えている….


今日もリクーム日記は平常運転です。


さぁ、今日はなぜ久しぶりに書くことになったかというと、


先ほど、重大な事に気づいてしまったからなんです!



今までの苦労は何だったんだ….そう思い、天井を見上げました…



僕の人生を揺るがしたと言っても過言ではない…。




それは….




….





やっぱ言うのやめようかなぁ



いや、ここまで言ったのなら言おう!



それは…..







「野菜炒めは火力が命」





そうなんです!




…あれ?


….あれあれ?バラバラと人が出て行きますね。どうしたのかなー。


….いや、何かのメタファーとかじゃないですよ。



文字通りの事実に気づいたんです!



….じゃあ人も減ったところで、内容をお話します。もう人も少ないから、一人一人の目を見ながら丁寧にお話しますね。



だから今帰ったら一発で分かりますからね。




以前どこかでお話しましたが、僕は心斎橋のとあるお店の「野菜炒め定食」が昔から好きなんです。


基本的にはテイクアウトのコロッケ・トンカツ屋さんなんですけど、店に入ると7、8人座れるぐらいの狭いカウンターがあって、その場で定食が食べられるんですね。

そこの野菜炒めがなぜか抜群においしくて、野菜炒めの宿命とも言える「ご飯に合わない」というイメージを見事に覆してくれる。


あまりに好きすぎて、ある日、何とかこれを再現できないものかと、野菜炒めを作る店主を見てから、家に帰って作ってみました。


だが、店のように全然うまくならない。かすりもしていない。



なぜだ….



別の日に再び店を訪れ、店主の動きをジーーーっと見る。


まず、油を入れ、溶いた卵を先に投入。そして、手早く人参、キャベツ、小松菜、もやしを炒める。3種の謎の粉(容器はどれも銀の筒に入れ替えてある)をふりかけ、最後に黒い謎の液体(透明の容器に入れ替えてある)を鍋肌に回し入れて、出来上がり。


簡単です。非常に。


だから、決めては味付けだ、と思ったんです。



名探偵リクームの推理が始まりました。




3種の粉は、恐らく「塩」と「胡椒」この2つは間違いないだろう。

だが、あと一つ、ラスト・パウダーが分からない。

ん?よくよく味わってみると、カツオっぽい風味がする。そして全体は醤油のような味付け….

すると、黒い液体は「醤油」?いや、「だし醤油」?もっといって、「めんつゆ」?


実はラスト・パウダーが「味の素」で、だしっぽさを演出しているのか。いや、このご飯が進む感じからして、「ガーリックパウダー」か….。


でも定食に付いてくる味噌汁はカツオだしが効いている…これが店主からのささやかなヒントなのかも知れない….


名探偵リクームは必死に推理した。しかし、答えは出ない。くそ、こんな時に蘭がいれば…..。



そうこうしていると食べ終えてしまい、店の出口に向かう。


いつも寡黙な店主は、会計の際、一瞬ニヤリとしたように見えた。




「坊主、俺の野菜炒めに挑戦するなんて百年早えよ…」





そう言っているような笑みだった(※これは完全にリクーム氏の妄想です




それから何度も行って、ジーーっと店主の手元を見ては、家で色々調味料を試しながら作る、というのを繰り返しました。


もはや、野菜炒めは僕の人生のテーマの一つになろうとしていました。


だが、やはりうまくいかない。味の方向性は何となく分かるが、ベチャベチャするし、全然違う。あの調味料は何なんだ…。



挫折した僕は、ここ最近オイスターソースと鶏ガラスープで中華風にして、全く味の違うにするものにするという、逃避ぶり。



勝負は終わったかに見えた….



そこで、ふと気づく。



店主はいつもガスの強火で、大きな鉄の北京鍋を振っていた。



自分の家はIH調理器で、テフロン加工のフライパン。




まさか….。




そこで、結婚式の引き出物でもらったものの、結局放置していたカタログギフトで、鉄製の北京鍋を注文。


先日、事務所の掃除の際、使用されていないカセットコンロが出てきたので、それを頂戴して使うことにしました。


北京鍋は空焼きと油ならしをしておき、ついに今日、初陣。



最初から最後まで強火で卵と野菜をスピーディーに炒める。


面白いように火が通る。



「この感じは…..店主と同じペース配分だ….」



そして味付け。塩コショウと、とりあえず適当に醤油とオイスターソースを入れてみて、出来上がり。


皿に盛り、一口食べる。


強火で野菜にいい感じに焦げ目がつき、香ばしさを生んでいる。そして、水分が飛び、野菜がシャキシャキしている。それはあの店で食べた野菜炒めと同じ。


「これ、これだ….」


細かい調味料は関係なかった。



最高の調味料は「火力」だったのである。




こうして、僕の人生のテーマの一つが達成された。




野菜炒めに悩む全国の方々へ。





「野菜炒めは火力が命」




【 終 】




….いや、最近思うんですけど、


しょうもない事をどれだけ長々と書けるか、っていうことに僕はすごい長けてるなぁと。