バンドHPやfacebookでは告知しましたが、明日というか本日、日曜はアメ村Clapperにてライブでございます。GW後のアンニュイな日曜をぐるぐる揺らせます。
Clap your hand, Stomp the feat!
2013.5.12(日)
@ 大阪アメ村Clapper
(出演)
ザ・クレーター
Slick
little Andy
GAROTA
THAT
stigmatic
点と線
Gotta Neal Experiment
OPEN/16:30 START/17:00
(出番は19:00頃~の予定)
前売¥1,500(1D別) 当日¥2,000(1D別)
チケットご予約はreqoom69@gmail.com または直接メンバーまで。
以前にも対バンしたstigmatic、かっこいいですよ。ボーカルの村上君とは同い年なのもあって、何だか他人に思えないんですよね。まぁ僕が一方的にそう感じてるだけなんですが。
そうそう、同い年といえば
こないだ、宇多田ヒカルの「First Love」を聴きなおしたんですね(何でや)。
社会現象になるぐらい売れに売れたアルバムだけど、一通り時代が回ってから改めて聴くと、これちょっと
とんでもなくマニアックな音楽ですよ。
まず、何と言ってもビート。
つまりロックで言う、ドラムみたいなもんですね。
水泳の北島風に言うと、
むちゃくちゃ気持ちいい!
日本のアーティストって、例えばファンクやR&Bみたいなリズム重視の音楽であっても、ビートは今いちだったりするんですね。えらそうに言いますが。演奏は正確だけど、裏のノリが希薄というか、腰のあたりでユラユラする感覚が薄いというか(マニアックですいません)。
しかし、宇多田さん(敬意を込めて)はそのあたりちゃんとツボを押さえてきます。もう、ノリノリ。ノリピーばりに。そこにのせる歌や楽器にも同じリズム感覚が息づいているから、全体として澱みの無い、生き生きとしたビートが生まれるんですね。「In My Room」とか、すごい。
こういう気持ちいいビート出してるのって、他にパッと思いつくのはスガシカオぐらいでしょうか。
次に、メロディーの良さ。
宇多田さんが猫も杓子もばりに市民権を得たのって、マニアックなビートだけど、そこにJ-popの流れをくむ日本人好みなメロディーを載せたことが大きいと思うんですね。やっぱり日本人はメロディーの重要度が大きい。「Movin' On Without You」とか、お母さんの藤圭子が歌ってもおかしくないぐらいの演歌的メロディです。ディスコ風のアレンジで巧みに中和されていますが。
そして、歌詞ですね。
普通。いや、ほめ言葉ですよ。一度、詩を書いた事がある人は分かると思うんですが、どうしてもカッコつけたくなるし、説教じみたり、ひたすら感謝ばかりになったり、投げ出して意味不明になったりで、普通の歌詞って意外と書けないんです。なのに宇多田さんは見事に普通の10代の女の子の日常や思いをそのまま描いている。そこに当時高1だった僕も惹かれたわけで。時々スパイス的に使う英語が洋楽感を演出しつつ。うん、すごい。「First Love」の冒頭からドキッとさせられたり。
最後に、同時代性ですか。
その時はヘヴィメタル高校生だったから全く気づきませんでしたが、このアルバムって、D'angeloやEryka Baduからくるいわゆるネオソウルの流れ(当時勢いがすごかった)と同期してるんですよね。本人もAmel Larrieuxが先生とか言ってたし。確かにAmel LarrieuxとかDavinaとか後から聴くと、びっくり宇多田ヒカル感あります。Davinaとか声も似てるからそのまんま。当時テレビや雑誌では歌い方や声を指して「マライアキャリー」だの「フレディーマーキュリー」だの言われてましたが、むしろ音色的には、まんまネオソウルじゃないかと。
しかし、J-popって基本的にアメリカやイギリスからだいぶ遅れて流行る傾向にあるのに、この同時代性はすごい。しかも物真似とかいうレベルじゃなくて、きちんと自分の中で昇華してて、アーティストとして確立されている。何だか70年代のはっぴいえんどを思い出します(いくつだ)。
いや~長々と書いてきましたが、ここまで書いた快挙をたった16歳の女の子が成し遂げたっていうのは、本当に天才っているんだよなぁ、と思わずにはいられないですね。普通、ある音楽が売れるとそれに便乗して似たような音楽で売れようとするのが常ですが、宇多田さんの音楽に似てるアーティストって思いつかない。だってちょっとやそっとじゃ真似できないもん、これ。このアルバムを聴いていると、同じミュージシャンとして虚無感に苛まれそうになります。
もちろんデビューアルバムらしい、青臭さもあるんですが、やっぱり宇多田さんのアルバムの中ではこの「First Love」の衝撃といったらないですね。この後はどんどん洗練されて、色んな要素が足されていくけど、代わりにこの支配的なビートが裏方に回ってしまうのが残念。
Lauryn Hillも言ってたけど、後ろからキックしてくれるビートが好きなんです。
...あぁ、ライブ前日で睡眠が必要なのに、無駄に宇多田ヒカル論を展開してしまった。
マニアックな話に付き合って頂き、ありがとうございました。
明日の一曲目は「Automatic」です。
Clap your hand, Stomp the feat!
2013.5.12(日)
@ 大阪アメ村Clapper
(出演)
ザ・クレーター
Slick
little Andy
GAROTA
THAT
stigmatic
点と線
Gotta Neal Experiment
OPEN/16:30 START/17:00
(出番は19:00頃~の予定)
前売¥1,500(1D別) 当日¥2,000(1D別)
チケットご予約はreqoom69@gmail.com または直接メンバーまで。
以前にも対バンしたstigmatic、かっこいいですよ。ボーカルの村上君とは同い年なのもあって、何だか他人に思えないんですよね。まぁ僕が一方的にそう感じてるだけなんですが。
そうそう、同い年といえば
こないだ、宇多田ヒカルの「First Love」を聴きなおしたんですね(何でや)。
社会現象になるぐらい売れに売れたアルバムだけど、一通り時代が回ってから改めて聴くと、これちょっと
とんでもなくマニアックな音楽ですよ。
まず、何と言ってもビート。
つまりロックで言う、ドラムみたいなもんですね。
水泳の北島風に言うと、
むちゃくちゃ気持ちいい!
日本のアーティストって、例えばファンクやR&Bみたいなリズム重視の音楽であっても、ビートは今いちだったりするんですね。えらそうに言いますが。演奏は正確だけど、裏のノリが希薄というか、腰のあたりでユラユラする感覚が薄いというか(マニアックですいません)。
しかし、宇多田さん(敬意を込めて)はそのあたりちゃんとツボを押さえてきます。もう、ノリノリ。ノリピーばりに。そこにのせる歌や楽器にも同じリズム感覚が息づいているから、全体として澱みの無い、生き生きとしたビートが生まれるんですね。「In My Room」とか、すごい。
こういう気持ちいいビート出してるのって、他にパッと思いつくのはスガシカオぐらいでしょうか。
次に、メロディーの良さ。
宇多田さんが猫も杓子もばりに市民権を得たのって、マニアックなビートだけど、そこにJ-popの流れをくむ日本人好みなメロディーを載せたことが大きいと思うんですね。やっぱり日本人はメロディーの重要度が大きい。「Movin' On Without You」とか、お母さんの藤圭子が歌ってもおかしくないぐらいの演歌的メロディです。ディスコ風のアレンジで巧みに中和されていますが。
そして、歌詞ですね。
普通。いや、ほめ言葉ですよ。一度、詩を書いた事がある人は分かると思うんですが、どうしてもカッコつけたくなるし、説教じみたり、ひたすら感謝ばかりになったり、投げ出して意味不明になったりで、普通の歌詞って意外と書けないんです。なのに宇多田さんは見事に普通の10代の女の子の日常や思いをそのまま描いている。そこに当時高1だった僕も惹かれたわけで。時々スパイス的に使う英語が洋楽感を演出しつつ。うん、すごい。「First Love」の冒頭からドキッとさせられたり。
最後に、同時代性ですか。
その時はヘヴィメタル高校生だったから全く気づきませんでしたが、このアルバムって、D'angeloやEryka Baduからくるいわゆるネオソウルの流れ(当時勢いがすごかった)と同期してるんですよね。本人もAmel Larrieuxが先生とか言ってたし。確かにAmel LarrieuxとかDavinaとか後から聴くと、びっくり宇多田ヒカル感あります。Davinaとか声も似てるからそのまんま。当時テレビや雑誌では歌い方や声を指して「マライアキャリー」だの「フレディーマーキュリー」だの言われてましたが、むしろ音色的には、まんまネオソウルじゃないかと。
しかし、J-popって基本的にアメリカやイギリスからだいぶ遅れて流行る傾向にあるのに、この同時代性はすごい。しかも物真似とかいうレベルじゃなくて、きちんと自分の中で昇華してて、アーティストとして確立されている。何だか70年代のはっぴいえんどを思い出します(いくつだ)。
いや~長々と書いてきましたが、ここまで書いた快挙をたった16歳の女の子が成し遂げたっていうのは、本当に天才っているんだよなぁ、と思わずにはいられないですね。普通、ある音楽が売れるとそれに便乗して似たような音楽で売れようとするのが常ですが、宇多田さんの音楽に似てるアーティストって思いつかない。だってちょっとやそっとじゃ真似できないもん、これ。このアルバムを聴いていると、同じミュージシャンとして虚無感に苛まれそうになります。
もちろんデビューアルバムらしい、青臭さもあるんですが、やっぱり宇多田さんのアルバムの中ではこの「First Love」の衝撃といったらないですね。この後はどんどん洗練されて、色んな要素が足されていくけど、代わりにこの支配的なビートが裏方に回ってしまうのが残念。
Lauryn Hillも言ってたけど、後ろからキックしてくれるビートが好きなんです。
...あぁ、ライブ前日で睡眠が必要なのに、無駄に宇多田ヒカル論を展開してしまった。
マニアックな話に付き合って頂き、ありがとうございました。
明日の一曲目は「Automatic」です。