(ニュース速報&怠け癖により当番組は放送日を変更してお送りしております)

そういえば、この前大塚国際美術館に行ってきた。

テレビなどでご存知の方もいると思うが、この美術館では古くは紀元前のものから、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ゴッホ、ピカソなど主にヨーロッパ古今東西の名画が一同に介している。もちろん本物は一枚もなく、全て陶板(陶器の板)にコピーされた偽物。

「偽物なんて近くの本屋でも見れるじゃん」

なんて木村拓哉ツッコミを入れたくなるけど、例えば教会の天井画とかってその場所に行かないと見れない。油絵でも見たい名画を日本で直に見れる機会は少ない。じゃあ、いっそ自分でまるまんまコピーしてしまえ、と大塚製薬が建てたのがこの美術館。教会の作りとか汚れまで現物通りで、全て実寸大で再現。陶板は触れてもいいし、二千年劣化しないとの触れ込み。(←でも、触れ続けたら汚れないか?壊れないか?)

と、まぁ多少うさんくささを感じつつも、やはり惹かれるものはある。うむ。

ただ、この美術館、徳島県の鳴門にありやがるんす。海挟んだらいけないっす。おまけに広すぎ、作品数が膨大すぎで、館内を見て回るだけで4~5時間ぐらいかかるらしいんす。入場料3000円っす。軽い思いつきでは行けないっす。

しかし、キング牧師は言いました。

「私には夢がある。そしてバイクもある。」

それは嘘ですが、まだ運転も慣れてないので、ツーリングがてら行ってしまおうかなと、連休の前日に重い思いつきで行く事にした。

一日目。

朝5時に起きて日帰り旅行にするつもりが、寝坊。ゆっくりじっくり絵を鑑賞したかったので1泊2日で美術館は翌日に変更。できるだけ下道でのんびり行く事にした。勿論1人なので、近頃話題の個室ビデオ店..ではなくネットカフェがあればよし。

お昼頃出発。天気は秋晴れ。意気揚々と43号を神戸方面へ爆走。

...のはずが、淀川の真上でガス欠で停止。

よし。今日の私、いつも通り。

トラックがすぐ横を猛スピードで通りすぎる中、予備タンクに切り替え、近くのガソスタへ駆け込む。

その後、明石大橋の上で海風にあの世までふき飛ばされそうになり、「もう無理っす!無理ーっす!」と売れない若手芸人のようにバイク共々叫びつつ、命からがら淡路島上陸。

淡路島は下道でひたすら縦断。水道から玉ねぎのスライスが出てくると思っていたが、予想に反してヤシの木、ビーチ&夕陽がハワイを感じさせるトロピカルな島だった。

鳴門海峡を渡り、徳島県に着いた時にはもう真っ暗。「う~む...うどん」とふと思った次の瞬間、僕は香川県高松駅前にいた。深夜営業のうどん屋が見つからなかった為、近くの定食屋で済まし、これまた近くのネットカフェですぐ就寝。

...のはずが、じじい的発想でマッサージルームを取ったのがいけなかった。マッサージ椅子はマッサージするための機械であり、快眠を目的として設計されていない。マッサージを終えた椅子は、僕のリラックスした背中に何かゴツゴツとした物を「これでもか」とあてがってくるのである。毛布を敷いてもあまり変わらない。拷問である。覚悟を決めた僕は、背中の感覚がなくなっても、故郷の両親の話をされても、出前のカツ丼を出されても、はぐれ刑事の安さんが私生活まで踏み込んできても、決して自白せず、ひたすら堪え忍んだ。しかしほとんど寝れないまま、夜は明けた...。

2日目につづく。