え~、今僕は仙台にいます。そう、すでに「ぶらりんちょ紀行」の東日本編はおとついから始まっちゃったんです。あぁ日記はまだ大分なのに、本当は仙台にいる自分...うっとおしい(笑)。ということで、西日本編の回想録はとりあえずおいといて、ここにある現状をお話しま~す。

9/4

長野での2日間のMR夏合宿を何とか終え、K家氏の車で長野駅まで乗せてもらう。そこから18時発の新宿行きの高速バスに乗り、夜の新宿22時に放りだされる。そこから高校の連れであるI田とH部と合流し、目白に住む同じく高校の級友、S岩の家に泊まる。S岩氏の住む寮は作家・三島由紀夫に縁の深い「和敬塾」という有名な寮で、どんなタテ社会が待っているのかと思いきや、最近引っ越したという新寮は高級マンションのように綺麗で、外人がその寮生の半分を占めるというなかなかフランクなところであった。シャワーやトイレや洗濯室が共同なので、何というかいい民宿に泊まった時の修学旅行のような気分で、内心ほっとした。


9/5 

 かねてから予定していた東京見物に出かける。まずは一度参拝したかった、靖国神社へ。さすがは天下の靖国。すべてが壮大で荘厳でした。「戦争を語り継ぐ」ことに焦点を当てた歴史博物館「遊就館」で、特攻隊が家族へあてた最後の手紙などに深く感動し、自分の今までの行いを恥じる。その後、壮大な交響曲が流れる近くの蕎麦屋で昼食。明日への清き思いを胸に、秋葉原へ(笑)。念願のメイド喫茶に足を運ぶ。「お帰りなさいませ、ご主人様~。」 幾分か事務的に聞こえる挨拶とともに、店内へ。店内は何というか落ち着かない...。店員は意外にも可愛い子が多いのだが、とてもメルヘンで、どこかTVコントのセットを思わせる微妙な内装で、気を休もうにも休めないのである。I田に至ってはなぜかどんどん生気が失われていき、もはや虫の息。というわけで20分もせずに、そうそうと退散。御茶ノ水の楽器街に行き、色々物色した後はお決まりの浅草の雷門に行き、神田駅前でウナギ丼を食べて、夜の渋谷へ。渋谷は予想していたよりもずっとスタイリッシュな街であり、俗に言う「ケバイ」人はごくごく少数であった。さすがにハチ公前では写真はとれなかったが(シティボーイのプライドが許さなかった...笑)、色々と歩き回る。再びS岩寮へ。

   
   靖国のトリイ       アキハバラ、エコハバラ       雷門9/6

 東京に別れを告げて、太平洋側を通って東北を目指す。仙台の牛タンのために朝飯抜き、昼飯質素で臨む。途中、人喰らいの鬼婆伝説で有名な福島県の安達ヶ原にある観世寺というところに立ち寄る。その鬼婆の墓とされている「黒塚」は陰陽座というバンドに聞き覚えのある方ならよくご存知のあの曲のモチーフでもある。鬼婆はとても悲しい伝説なのだが、その寺で売られている交通安全祈願ステッカーなどにはなぜか鬼婆の恐い顔の描かれており、こうした「魔よけの鬼婆シリーズ」は笑いを誘った。


鬼婆が棲んでいたといわれる岩傘

 その後、松尾芭蕉が称えたという日本三景の一つ、松島に赴く。雨が降っており、どうしようかと思っていたところ、地元の親切じいさんの車に乗せてもらうことに。これだから田舎は暖かい。しかもその親切じいさんは親切の極みで、僕たち3人をいい眺めスポットまで乗せるだけでなく、「駅遠いから」とスポットで待ってまた駅近くまで乗せていってくれたのである。おまけに車内ではガイド付。ほんとにいい人もいるもんだ。東北の訛りであまり説明は聞き取れなかったけれど...サンキュウー爺さん。というわけで、雨の松島を後にして、仙台へ。ここでこの旅で切符をなくし、傘をなくし、車掌に喧嘩を売り、様々なトラブルを引き起こしていたH部と別れる。H部は東京の友達に会うため新幹線に乗り、I田と僕はそのまま仙台の街へ。


松島

 仙台では念願の牛タン定食に舌づつみをうちながら、同時に最近食事が贅沢なことに後ろめたさを感じる。牛タンパワーを手に入れて、勢い余って雨の仙台駅前で1時間半弾き語る。いつもどおり立ち止まる人は少ない。ボーカル教師らしい一人の客に少しアドバイスされた後、突然おひねり(お金)をいただく。ありがたい!そして今はマンガ喫茶で禁断の夜更かしである...明日死にませんように(笑)。