さっきもうちょっとで異世界に吸い込まれそうになった。

僕は佐野元春を聴くとなぜか無性に眠くなるという変な癖があるのだが、今日も聴いてると案の定眠くなって、レポートほったらかして、いつのまにかうたた寝してた。

何かしらの夢を見て、半分目が覚めかけた感じの時に、最初は「ブーン」と何かの音が小さく聞こえるなぁと思っていた。

すると、ふいにその音が「ブーーーーーン!!!」と大きくなっていく。それと同時にものすごい大きな力が僕の体をどこかに引っ張ろうとする。僕は意味もわからないまま、必死に抵抗しようと体をこわばらせる。おかしい、おかしすぎる。しかし、音量と引っ張る力は小さくなるどころか、どんどん増していく。それが限界まで来たとき「あぁ死ぬんだな」と僕は一瞬思った。




と、次の瞬間、全ての気が抜けたように「ブーーーン...」と音が弱まっていき、自分がベッドにいるのに気付いた。全身鳥肌が立っていた。鳥肌実。僕はすぐさまトイレに行き、洗面所で手を洗いながら気が休まるのを待った。

音は消える間際に聞くとバイクの音に似ていたが、何かが決定的に違っていた。僕はそのバイクを『死神ライダー』と名付けた。

死神ライダーは今日もどこかを走っている。次に狙われるのは、あなたかもしれない...。



しかし、ほんま恐かったなぁ...。