梅雨。今日のテーマは何といっても梅雨ですね。
今日は我が友人である、「毒霧」ことDッキー君の身代わりとして、夕方から予備校のビラまき&看板持ちバイトに行ってきました。最近、銀行の貸し渋り、海外生産メーカーとのコスト競争激化などで資金繰りに困る僕としては、ちょっとした小遣い稼ぎにもってこいだぜ、アニキ!とはいえ、授業はあるので、会う人に何を言われるかを2パターンぐらい容易に想像しながらも、朝から指定であったスーツで登校。案の定ゴーリキ(サークルのBOX)で休憩してると、「今日は就活ですか?」ていうのと「今日は就活ですか?(笑)」ていう2パターンの反応を背に、一律で「就活、就活。」ということにした。
雨にも負けず、風にも負けず、世間の荒波にも負けず(ただしカミソリ負けはする)、2時半ごろ梅雨のノーマル雨の中を天王寺に向けて出発。JR改札口で今日のパートナーであるMッチと合流し、Y予備校に向かう。着くと、別室に招かれお茶を出される。うむ、うまい。普段ひどい職場でしか働いていないので、こういうちょっとした心遣いは何ともうれしい。すると、事務室のドン的な人が登場。「雨で濡れるとあかんからな」と、レインコート上下と長靴を渡される。「まさかこの雨の中、外回りですか?」と言いたかったが、まぁまぁそこはしょうがない。とりあえず入るか試着をしていると、Mッチが一言、「でもこれ着たら、シャツとかネクタイとか意味ないですよね...。」本当だ。しかも僕のスーツはこの1着しかないので、かなり致命的だ。そしてMッチのレインコートはクリーム色だが、僕のは泣く子も黙る蛍光の緑色。挙句、長靴は指を多少曲げないと入らないという小ささ。やな予感がする...。まぁ何とかなるだろう、と思いきや、この二つが僕を後々苦しめることになろうとは...。 事務室のドン(と、勝手に名づけた)に連れられ、まずは今日の催しが開かれているアポロビルに行く。途中、ドンから予備校の指定通学路と、指定理由を何故か詳しく教わりつつも、Mッチが同じM星中学・高校出身だと知り、初めて後輩がいた事にテンションが上がり、大いに盛り上がる。僕の知る限り、これでM星紳士会はHメノさん、Goちゃん、僕、Mッチ...何だか不安な面々だ。失礼(笑)。
そんなこんなで、会場到着。事務室のドンとは別れ、今日のボスと挨拶後、控室で戦闘服に着替える。ひどい。蛍光のレインコート上下はもはや警備員かピンク色の看板持ちでしかない。そして、着替え終わってボスが一言、「あ、ムレるやろうから、シャツとか脱いでいいよ。」スーツ意味ない!この雨の中、汚しに来ただけだったようだ。結局、タンクトップに蛍光緑レインコート、青い小さな長靴、ベージュの傘に看板という奇怪な姿で、会場前に登場。スタッフの失笑を買う。
今日の仕事は会場の案内看板持ちと時々ビラ配り。僕はまずビル前配置。だが途中で意味がないということで、地下に移動。特にやりこともないので、通る人々をボケ~っと見ていたが、なかなかおもしろいものである。僕はときどき思うのだが、本当に世界は人で溢れている。毎日乗る電車もあれだけ数いるのにほとんど見た顔はいないし、今日こうして通行人を見ていても初対面の人しかいない。これが365日続いているとしたら大変な量じゃないか!しかもその一人一人にその人なりの人生があり、偶然今ここを通ってる。あ~そう考えると自分ってちっぽけだよな~。なんてくだらんことをあれこれ考えてると、交代時間になり、歩道橋下のMッチと交代。
歩道橋下は雨のせいもあって、人通りが少ない。しかし、ここで僕は薄々間違いに気づく。足が猛烈に痛い。小さな長靴の中で足が悲鳴をあげているのだ。これはやばい。気を紛らわせるためもあって、さっきの延長線上で、通行人の人生を顔と雰囲気から想像してみる。あの人は息子が中学受験を控えてそうだ。こっちの兄さんは転職してバリバリ仕事をこなす毎日だが、最近やはり自分に合った仕事というのは半ばあきらめを経た先にあるのかなと思っている。そこの高校生は最近ファイナルファンタジーの新作に徹夜の日々で、攻略本を買うかどうか迷っている。あれこれ妄想してると、1曲思いつく。題して「BCG」。語感が良かったので。するとボスが来て、またもや地下に移動。今度はビラ配りになる。
しかし、こんな放射線防護服で大学説明会のビラを配ったところで取ってくれるはずもなく、Mッチと時々話しながら、高校生とおばちゃんに目ざとく反応して渡しにかかり無視されるということを繰り返す。途中、ポリンキーをむさぼり食いながら歩く高校生を見る。鮭の真似と名売って、両手を頭上で合わせて昆布のように体をくねらせて歩く女子高生を見る。最近の高校生は分からない。その間、ボスは何故かせわしく動き回る。まぁ気遣ってお茶もくれるほど、ええ人なのだが...。もちろん足は絶好調に痛む。イッツ拷問である。纏足(てんそく)の人の痛みをようやく知る。結局、ビラは大量に余ったまま6時半ごろに終了。会場に戻ると、予想外に人が入っている。僕らの地道な努力の成果であろうか。たぶん違うが、悪い気はしない。控室に入り、コートを脱ぐと、予想通りズボンはしっとりと濡れ、タンクトップは汗まみれ。しかもよくよく考えてみると、立ってた場所は全て屋根付だったので、汗でムレながら、半纏足してまで全く着る意味はなかったのである。結局ぼろぼろになったスーツを着なおして、僕らは会場に別れを告げた。何とも言えず、しかし不思議と満足感はあった、ある梅雨の夕方のことであった。

今日は我が友人である、「毒霧」ことDッキー君の身代わりとして、夕方から予備校のビラまき&看板持ちバイトに行ってきました。最近、銀行の貸し渋り、海外生産メーカーとのコスト競争激化などで資金繰りに困る僕としては、ちょっとした小遣い稼ぎにもってこいだぜ、アニキ!とはいえ、授業はあるので、会う人に何を言われるかを2パターンぐらい容易に想像しながらも、朝から指定であったスーツで登校。案の定ゴーリキ(サークルのBOX)で休憩してると、「今日は就活ですか?」ていうのと「今日は就活ですか?(笑)」ていう2パターンの反応を背に、一律で「就活、就活。」ということにした。
雨にも負けず、風にも負けず、世間の荒波にも負けず(ただしカミソリ負けはする)、2時半ごろ梅雨のノーマル雨の中を天王寺に向けて出発。JR改札口で今日のパートナーであるMッチと合流し、Y予備校に向かう。着くと、別室に招かれお茶を出される。うむ、うまい。普段ひどい職場でしか働いていないので、こういうちょっとした心遣いは何ともうれしい。すると、事務室のドン的な人が登場。「雨で濡れるとあかんからな」と、レインコート上下と長靴を渡される。「まさかこの雨の中、外回りですか?」と言いたかったが、まぁまぁそこはしょうがない。とりあえず入るか試着をしていると、Mッチが一言、「でもこれ着たら、シャツとかネクタイとか意味ないですよね...。」本当だ。しかも僕のスーツはこの1着しかないので、かなり致命的だ。そしてMッチのレインコートはクリーム色だが、僕のは泣く子も黙る蛍光の緑色。挙句、長靴は指を多少曲げないと入らないという小ささ。やな予感がする...。まぁ何とかなるだろう、と思いきや、この二つが僕を後々苦しめることになろうとは...。 事務室のドン(と、勝手に名づけた)に連れられ、まずは今日の催しが開かれているアポロビルに行く。途中、ドンから予備校の指定通学路と、指定理由を何故か詳しく教わりつつも、Mッチが同じM星中学・高校出身だと知り、初めて後輩がいた事にテンションが上がり、大いに盛り上がる。僕の知る限り、これでM星紳士会はHメノさん、Goちゃん、僕、Mッチ...何だか不安な面々だ。失礼(笑)。
そんなこんなで、会場到着。事務室のドンとは別れ、今日のボスと挨拶後、控室で戦闘服に着替える。ひどい。蛍光のレインコート上下はもはや警備員かピンク色の看板持ちでしかない。そして、着替え終わってボスが一言、「あ、ムレるやろうから、シャツとか脱いでいいよ。」スーツ意味ない!この雨の中、汚しに来ただけだったようだ。結局、タンクトップに蛍光緑レインコート、青い小さな長靴、ベージュの傘に看板という奇怪な姿で、会場前に登場。スタッフの失笑を買う。
今日の仕事は会場の案内看板持ちと時々ビラ配り。僕はまずビル前配置。だが途中で意味がないということで、地下に移動。特にやりこともないので、通る人々をボケ~っと見ていたが、なかなかおもしろいものである。僕はときどき思うのだが、本当に世界は人で溢れている。毎日乗る電車もあれだけ数いるのにほとんど見た顔はいないし、今日こうして通行人を見ていても初対面の人しかいない。これが365日続いているとしたら大変な量じゃないか!しかもその一人一人にその人なりの人生があり、偶然今ここを通ってる。あ~そう考えると自分ってちっぽけだよな~。なんてくだらんことをあれこれ考えてると、交代時間になり、歩道橋下のMッチと交代。
歩道橋下は雨のせいもあって、人通りが少ない。しかし、ここで僕は薄々間違いに気づく。足が猛烈に痛い。小さな長靴の中で足が悲鳴をあげているのだ。これはやばい。気を紛らわせるためもあって、さっきの延長線上で、通行人の人生を顔と雰囲気から想像してみる。あの人は息子が中学受験を控えてそうだ。こっちの兄さんは転職してバリバリ仕事をこなす毎日だが、最近やはり自分に合った仕事というのは半ばあきらめを経た先にあるのかなと思っている。そこの高校生は最近ファイナルファンタジーの新作に徹夜の日々で、攻略本を買うかどうか迷っている。あれこれ妄想してると、1曲思いつく。題して「BCG」。語感が良かったので。するとボスが来て、またもや地下に移動。今度はビラ配りになる。
しかし、こんな放射線防護服で大学説明会のビラを配ったところで取ってくれるはずもなく、Mッチと時々話しながら、高校生とおばちゃんに目ざとく反応して渡しにかかり無視されるということを繰り返す。途中、ポリンキーをむさぼり食いながら歩く高校生を見る。鮭の真似と名売って、両手を頭上で合わせて昆布のように体をくねらせて歩く女子高生を見る。最近の高校生は分からない。その間、ボスは何故かせわしく動き回る。まぁ気遣ってお茶もくれるほど、ええ人なのだが...。もちろん足は絶好調に痛む。イッツ拷問である。纏足(てんそく)の人の痛みをようやく知る。結局、ビラは大量に余ったまま6時半ごろに終了。会場に戻ると、予想外に人が入っている。僕らの地道な努力の成果であろうか。たぶん違うが、悪い気はしない。控室に入り、コートを脱ぐと、予想通りズボンはしっとりと濡れ、タンクトップは汗まみれ。しかもよくよく考えてみると、立ってた場所は全て屋根付だったので、汗でムレながら、半纏足してまで全く着る意味はなかったのである。結局ぼろぼろになったスーツを着なおして、僕らは会場に別れを告げた。何とも言えず、しかし不思議と満足感はあった、ある梅雨の夕方のことであった。