ついに5周目の授業が始まった。

ピッチピチでどこかいつもキョロキョロしてる新入生に囲まれて、僕は今年で24歳、厄年、一つ一つの言動に男の風格を漂わせてくる時期である。タバコの煙と砂糖ゼロの渋いコーヒー(ただしミルクはたっぷりと)、そして「ふぅ、ここも変わったな...。」というセリフが何とも似合う。えっ、お前は違う?いや、そうなの!何を言っとるんだ、チミは...(笑)。

しかし、何回見ても新入生が入ってくるこの時期のキャンパスは華やかだ。みんな何か浮き足だっているように感じる。いや、実際に浮き足だってるのだろう。春は別れの季節であるが、一方では出会いの季節でもあるのだ。ベンチに座っておしゃべりをしている新入生を見たまえ!しゃべりながらも、「俺って最高だぜ、ムフフ。」とか「私って超かわいいし~。」なんて感じで、どこか周りに気を配りすぎて、リアクションが極端にでかくなったり、前髪をかき上げる回数が多くなったり、不審なくらいそわそわして見えるのだ。でも、恥じることはない。僕も含め、みんな新入生の頃はそうだったのだ。もし宇宙人に「人間の発情期はいつだね?」と聞かれたら、迷わず「春と、花火の時期と、クリスマス前。」と答えるだろう。しょうがないのだ。 そんな活きのいい新入生を見ていると、誰しも自分の入学時期と重ねてしまいがちである。僕の入学時期は何をしてたのかなぁ...。

 最初はテンションがやたら低かったな~。もともと高校では「だりーわ。」的な負のスタンスでいっていたので、少し予備校時代に解消されたものの、いざ浮き足だつ新入生を見ると、「何かノリが軽いなぁ...。」と違和感を感じてしまい、どこの新歓に行っても浪人友達と二人で「みんなガキ過ぎる。」なんてアウトローに喋ってたり、たまに誰か寄って来たかと思えば、「浪人やろ?俺らもやね~ん。同じ空気感じたからさ(笑)。は~、なじめんわ。」なんて奴ばっかりやったのを覚えてる。あの時はほんと、「まぁ所詮大学なんてくだらねぇところや。」みたいに思ってたな~。今からは考えられんが(笑)。

 その感覚が変わり始めたのが、暴虐的軽音サークルMRに入ってから。もともとバンドが好きで、高校に軽音部がなかったのと、高1の時に出た学園祭のバンド大会で、バンドリーダーの意向で、屈辱の『一人だけ暗幕裏キーボード』をやらされたのとあいまって、「ライブしてイヤというほど目立ちてぇ~!」みたいなパッション...もう一回言っていい?...この『パッション』が心の奥にあったんやね。それでMRのライブを見にいくうちに、同じ音楽が好きな人と出会い、おもしろい同回生や他回生と仲良くなり、そのうち大学祭でも好きなことするようになり、気がつけば親にどやされつつ、このブログを更新する「リクーム」となってるわけです。

 ふぅ~、なかなかの変貌っぷりだ、リクーム君。ただ単位はしっかりとるように。

 いや~しかし、曲がりなりにも何とも幸せな大学生活ですわ。先が思いやられる(笑)。