一昨日のドドメ色、熱闘クラブ編の続きです。まだの人はパート1から、どうぞ!フフフ、必殺小出し作戦に気づくものなどおるまい...。

(パート1より続き)
 彼(U君)も僕と同じようにしてサッカー部(やったっけな?)を辞め、次の職を探していた。そして、見つかったのが「卓球部」だった。
決めたポイントは

・素人目でそんなにきつそうではない
・友達が数人いる
・ピンポンはやや楽しい
・小学校の時、半年卓球部だった
・年に数回ある球技大会種目が「卓球」の場合、ヒーローになれる

という5点であった。他にも何人か友達を誘ってさっそく卓球部に入部した僕達は、意外にまじめに練習した。実際の練習は予想外にきつく、また1年半ほどの経験の差もあるので余計にハードなものとなったが、誰もが2度同じことは繰り返さない精神でメキメキと実力をつけ、1年過ぎると先輩に肩を並べるかそれ以上になっていた。(ちなみに僕は中高一貫校で、クラブも中高一緒に練習していた)試合にも時々出れるようになり、球技大会に出ればクラスの救世主。僕らは有頂天になっていた。 それがいけなかった。中3の途中から徐々に手を抜き始めた。高校のよろしくない先輩に影響され、顧問の先生がいない時(顧問も教師なので練習の最初と最後とたまに土日くらいしか来なかった)は練習せずに喋り、花札が流行った。練習後は卓球台を早々に閉まって、毎日フットサル大会が行われた。タバコを吸い、そのうち練習時でも花札に熱を上げるようになってしまった。まぁ、これで縦のつながりが深まったことはよかったが、卓球熱は冷めるばかりである。これと同時進行で、僕ら(の内の何人か)はバンドサウンドに魅せられ、社会現象になった(一部?)ヘビメタさんよろしく、へヴィーでネガティブさ満点のヘヴィーメタルを崇拝するようになった。勉強面でも上級者用ゲレンデのような右肩下がりになり、底辺の住民と化した。まさに絵に描いたような踏み外しっぷりである。

 また、選んだスポーツが卓球というのがいけなかった。卓球ファンの方には大変申し訳ないが、個人的に思うに卓球は上手くなればなるほど、反比例して動きやかけ声が気持ち悪くなっていくという統計がある(笑)。これは試合に出場するようになって気づいたのだが、上手い人はたいがい独り言が多く、「きぇ~!」とか「さぁ~!」とか言いつつ、「私の北斗神拳、とくと見よ!」と言わんばかりのクネクネとした動きが多くなる(特にサーブ時)。そこにカルチャーショックを受けてしまったのである。最初は「郷に入れば郷に従え」的な感じで波に乗ろうと独り言やクネクネの練習をしたが、やはり「あんなになってクネクネでサァー!とした人生を送るくらいなら別に上手くならんでええ」と思ってしまった。おまけに顧問の先生は青ヒゲの巨体で少しカマっぽかった(笑)。友達とつるむのは楽しかったので、ズルズルと居座っていたが、練習はサボりまくりで、この先に何もないことにようやく気づき、僕達サボり組(僕、U君、J君、M君など)はさっさと退部しようということになった。バンドもやりたかった。しかし、サボっていたとはいえ、実力もそこそこあり、長年の卓球部に愛着の沸いていた僕らは、いざとなると顧問に言い出しづらい。そんなこんなで、モジモジしていた矢先、事件は起きた...。(パート3に続く...)

「まだあるんかいな!」と言わないでね(笑)。次で熱闘クラブ編は終わります。