いきなり始まったこのコーナー。今日は「恥」についてお話しましょう。

誰しも「知られたくない過去」というものが一つはあるはずです。人によっては数えきれないほどあることでしょう。僕もその一人です。今までの人生を一文字で表すと「恥」とデカデカと書かれそうな位、恥ずかしいことだらけの人生を送ってます。今思い出せるものだけでも..嗚呼、恥ずかしい..。

でも今思えば、その恥のおかげでちゃんとした倫理感が身についているわけで、もし恥を感じなかったら、どこでも寝転がるわ、全裸で堂々と出歩くわの異常者になってたかもしれないから、恥はあなどれないね。まぁ恥だらけもどうかとは思うけど(笑)。

ということで今日は僕の恥事件の一つをお話ししましょう。でも恥ずかしいから誰にも言わないでね。

あれは忘れもしない小3のむし暑い夏の午後。

下校中、僕は家に向かって一人で歩いていた。天気は快晴、太陽が眩しい。「僕ぁ幸せだなぁ」と加山雄三風に呟きつつ、今日は誰の家に遊びに行こうか考えていた。しかし、事態は急変する。だんだんシッコス(トイレの小)の予感が迫ってくるのである。しかもその日は朝からノーシッコスだったので、僕の膀胱メーターもいきなり振り切れ、「隊長!!非常に危険な状態であります!!」という状況。「ヤバイ!」僕は少ない脳みそをフル回転して考えた。「どうする!?近くにコンビ二はないし、友達んち行くのも何だかはずかしい...家か。..しょうがない、いざ鎌倉!」と泣く泣く決心し、必死に膀胱をなだめつつ、帰路に向かう。

 しかしそこで走ると振動で勢い余って「ジョンジョロリーン」なので、競歩のようなスタイルで安全運転。一定の間隔でやってくる荒波を何とか乗り越え、もうあとこの角を曲がったら自分の家だ、というところで嬉しさの余り..走ってしまった。 膀胱は急なショックにたまらず「うわっ、警報!警報!出ます!出ます!ああああああ...バタッ。」「あぁ!!」..僕はシッコスを半ズボンの下から垂れ流した。でも走った。僕の目からも愛しさと切なさと心強さで涙がこぼれ出た。やっと家に着いた時にはもうほとんど出尽くした後。鍵がかかってったので母親に開けてもらうと、僕は母親に泣きついた。そして言った。「なかなか出て来えへんから漏らしてもうたやん!!もう、あほぉぉぉ!!」

 ..結局その日は全部を母親のせいにして口をきかなかった。おかん、あの時はごめんなさい。

その後、僕のシッコスが撒き散らされた道には花が咲き乱れているらしい。これぞ、咲き乱れ症候群。...おもんないか。そっかぁ。