書けることと書けないことがありますが、もういい加減辟易(へきえき)しているので書ける範囲で書きますが、4月に体外受精の保険化が始まって以来、薬の入荷が、本当に落ち着きません。

 

一部の薬のみが保険適応となり、今まで比較的多く使われてきた薬が保険適応外になって一部の薬に発注が集中したなどの保険診療がらみの案件が多いですが、その他にもコロナ情勢やウクライナ情勢、工場と製薬メーカーの契約上の問題だったり、その他もろもろ、理由は多岐にわたります。そうした影響で、クリニックによっては必要な薬が納入できなくて、卵巣刺激や移植周期の種類など、治療の幅を制限をせざるを得ないというところもあるようです。

 

当院では適切な在庫管理をはじめとしたさまざまな工夫が功を奏して、今のところ薬の納入状況の影響で治療の選択の幅が限られたり、使いたい薬が使えなかったりということはありませんが、常に在庫と薬の納入状況や期限に気を配り、メーカーさんや問屋さんとも連携を取りつつ薬の発注係に指示を出す日々です。バイヤーみたいなことしてます。とにかく色々なことが、早く正常化して欲しい。

 

これ以上は書けないので今日はここでおしまい。

 

当院では現時点ではホルモン補充周期での移植、PPOS、アンタゴニスト法、その他治療の制限はありませんので、希望の治療・必要な治療ができなくてお困りの方は、ぜひ相談にいらしてください。ただし、オプション検査・オプション治療等のバックアップはできますが、特定のお薬のみ処方等のお手伝いは原則として行えませんので、その点だけご了承ください。