いい感じにやることが溜まってきた淡夏(仮名)です。
最近よく「ご利用は計画的に」って言葉が頭の中で流れます。
今回紹介するのは
『Fate/Apocrypha』。
もっと違うジャンルのものを紹介しようかなとも思うのですが、やっぱり、自分の愛を優先させてしまうと言いますか^^;
いや、他に愛がないわけではないんですけどね。
以下、ネタバレ注意。
とは言っても、完結してないのでがっつりしたネタバレはできないのだけれども。
“聖杯大戦、ここに開幕”
第二次世界大戦の混乱に乗じ、冬木の聖杯は魔術師達によって奪われ、行方が分からなくなってしまった。
それから数十年、ユグドミレニア一族は魔術協会から離反し、失われたはずの聖杯を起動させた。
魔術協会は刺客を送り込むが、ユグドミレニアの召喚したサーヴァントによって返り討ちに遭う。
その時、魔術協会は聖杯の隠された機能の発動――召喚可能なサーヴァントの数を増やすことに成功する。
魔術協会は、新たに七人のマスターを選定し、ユグドミレニア陣営のマスターとの聖杯戦争ならぬ、聖杯大戦が執り行われることになった。
一方、イレギュラーな聖杯戦争のため、十五人目のサーヴァントとしてルーラー、ジャンヌ・ダルクが聖杯によって召喚される。
彼女は聖杯戦争を公平なものとするため、戦地となるルーマニアのトゥリファスへと赴くのだが……。
赤の魔術協会陣営と黒のユグドミレニア陣営。
聖杯はどちらの陣営の手に落ちるのか。
そしてルーラー、ジャンヌ・ダルクの活躍は如何に……。
さて、感想なのですが、まず今回の企画を聞いて思ったのですが……。
“Fate”って何だ?もちろん、我らが奈須きのこがシナリオを担当したPCゲーム『Fate/stay night』を元にし、そこから派生された作品群のことを“Fate”と呼ぶことはできるでしょう。
ですが、その作品の根幹になるものとは、一体何なのでしょうか。
セイバーが出ればFateなのか。
サーヴァントがいればFateなのか。
聖杯戦争が起こればFateなのか。
そういう表面的な諸要素でFateを作ることは可能ですが、個人的に、絶対外して欲しくないテーマがあります。
それは、
“理想”です。
『Fate/stay night』はセイバー(アルトリア)やエミヤ(衛宮士郎)が理想を求め、もがく物語だと思います。
その姿勢は虚淵玄が執筆した『Fate/Zero』にも受け継がれており、“Fate”という物語たらしめている。
けれど最近は、派生作品が増えすぎた。
それも、完全なキャラクターコンテンツとして。
Fateシリーズのキャラクターはもちろん好きなのだが、どうも『Fate/stay night』を読んだ時のあの熱をこめたものはなかったように思う。
それまでのFateからはある程度独立しているはずの『Fate/EXTRA』にしても、どこかシリーズのキャラクター記号を引きずったものになっているように感じる。
そのように“Fate”が間延びしていく中で登場したのが、今回の“Apocrypha(外典)”だ。
これまでのFateシリーズとの大きな違いは、十五騎のサーヴァント全部がApocyphaのためのものということだ(黒のランサーことヴラドに関しては『EXTRA』にも登場するが、ほぼ別物扱いとなっている)。
この時点で今まで消化不良気味だった厨二魂が奮い立たされるには充分だった。
何せ、十五人もの英雄による一大ドリームバトルだ。
これで盛り上がるなと言われる方が無理な話だ。
しかも、それぞれのマスター、サーヴァントの設定やキャラ付けもしっかりしており、それぞれが聖杯や戦いに対し“理想”や“信念”を持っており、それに従った行動により物語が紡がれていく。
奈須きのこ執筆ではない、という点では残念なことだが、“Fate”を冠しながらも、久々に“新作”への期待感を募らせることができた。
確かに、完全にキャラクターコンテンツとしての流れを断ち切ったとは言い難い部分もある。
ジャンヌはセイバー(アルトリア)と似ているし、赤のセイバーなどアルトリア縁の人物で、その容姿は似ているどころの話ではない。
また、シロウ神父という謎の人物も物語の最重要キャラとして登場し、『stay night』との繋がりを考えないわけにはいかない。
しかし、今のところ、そのような要素が今作の雰囲気を損なうようなことはないように感じる。
『stay night』とは違う歴史を辿っていることもあるが、やはりそれぞれのキャラクターがその容姿や名前という記号に引きずられた行動原理で動いているわけではない。
とにかく、『Apocrypha』は魅力的な登場人物で溢れている。
特に赤のセイバー、モードレッド。
彼女はアルトリアの息子(一応、アーサー王は男として通っていたので)であり、ホムンクルスである。
これまでのFateはアルトリアをという人物の視点から描かれるばかりだったが、モードレッドの登場により、外側から見たアルトリアが描かれるのではないだろうか。
もちろん、モードレッド自身のキャラもかなり好きな部類に入るが、『stay night』からのファンとしてはそのあたりが気になって仕方が無い。
まだまだ完結は先だが、“Fate”としての楽しみ方ができると信じ、待つことにしよう。
……と、支離滅裂&口調がおかしい感想ですみません。
知らない人は全く分からなかったと思いますが、そういう人は『Fate/stay night』や『Zero』から入ってみることをおすすめしますよ。
Fate/Apocrypha/TYPE-MOON BOOKS

¥価格不明
Amazon.co.jp
Fate/stay night [Realta Nua](特典:「とびたて!超時空トラぶる花札.../角川ゲームス

¥6,300
Amazon.co.jp