(写真は全てNHKテレビの画面を撮影したものです)
まずは、三敗同士の対戦。
琴ノ若-阿炎
立ち合い
阿炎 例によってもろ手突き
琴ノ若も応戦
阿炎 いなし 大きくたたらを踏む琴ノ若
琴ノ若が向き直ろうとするところ 阿炎は突き立て ノド輪で攻める 西土俵徳俵に詰まり弓なりになる琴ノ若
阿炎がとどめと ぶちかましに行くと・・・
琴ノ若 うまく体を入れ替える
琴ノ若 反転攻勢 下がりながら回り込む阿炎 赤房下に追い込まれるも・・・
阿炎はそこから真っ直ぐに押し返す
琴ノ若 突き落とし
この時 一瞬上手に手がかかるが・・・
すぐに切れる だが今度は阿炎がたたらを踏む
両者向き直るが 阿炎が一瞬早く建て直し またもぶちかましから突き立てる
琴ノ若が再び反撃に出ようとする端を 阿炎は体を開きながら引き落とし
ついに琴ノ若は前に落ちる
新しい力と力が持っているものを出し尽くした一番
これで阿炎が決定戦出場の権利を獲得。
なお今場所は、最近には珍しく三賞とも「今日勝てば」という条件なしで受賞者決定。
三役揃い踏みも済み、控えに入る照ノ富士と御嶽海。
逆に御嶽海は、あまり動きも見せず、時に瞑想するように目を閉じる(薄く開けていたのかも知れないが)など、静かな印象。
いよいよ呼び上げられ、土俵上で仕切りを重ねる二人だったが、時間いっぱいという時に館内から、心ない観客による大声の声援が飛んだ。館内アナウンスも、この大事なタイミングで注意を促さなけらばならなかった。
照ノ富士-御嶽海
立ち合い
御嶽海 初めから決めていたという左おっつけ
左で大きく踏み込んできた照ノ富士に対して おっつけつつ左へ左へと回る
照ノ富士はおっつけを嫌って振りほどく
一瞬 両者の体が離れるが・・・
再び御嶽海が先手を取る形で飛び込み双差し
一気に出る御嶽海
照ノ富士は粘りもない 御嶽海は腰もしっかり割って寄り切り
* * * * *
インタビュアーのNHK船岡アナウンサーから大関昇進を審議する臨時理事会の招集を伝えられた時、声を詰まらせる場面もあった。
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依然、照ノ富士一強が続くだろうと言われた2022年の相撲界。
違う芽が見えてきた。
もちろん、照ノ富士も巻き返しをはかるだろう。
御嶽海優勝で幕を開けた今年。どんな年になるだろうか・・・。