セキュリティー環境から、次のセキュリティー環境に移行するときに、必要な資源を保護する行為をプロテクト(ベース)と、定義をする。フレームワークはこのようである。資源の内容をメモする。物理的なものと概念上のもの、そしてデータ上のものがある。(もっとあるが、いちおうこのようにしてみる)システムの移行をしたことがない人にたいしてこのようなことを言うのはもったいないのだが、何を、どのように、プロテクトするのかということは、基地から基地への移動についても、サーバーの(旧環境)マイグレーションにしても、プロジェクトの形式で命令系統を確実にしておかなければ、契約関係の破綻に結びつき、個人キャリアが壊れるもとになる。

 

ここでは、不成功の場合の責任形式については言及しない。しかし、本来的にIBMの”世界観”はこんなところであったし、ついていけなかった理由についても、もはや誰も聞きたくない。

 

ここで、確認をしておかなければならないのは、さらに第三者的立場で、コントラクトベースの作成、異動、破裂のプロセスである。システムの立場を包含して、その他の業務を契約に基づき組織改変を行っていく。過度に専門的な用語が必要なことはない。組織部門については40歳ならばわかるはずである。あるいは、経験をさせられたようにリストラが必要な問題でもあろう。人事の処理ができなければトップコンサルタント(なりたいかどうかしらない)にはなれない。確実にしなければならない。

 

ファンドや金融機関の立場から言えば、財務処理に当然なる。契約に基づき、「資金繰り」つまりキャッシュフローをマネジメント・コントロールする。したことがないだろうが、こんなこともしたことがなければ事業計画はたてられない。会社をやっているかどうかはさらに置いておいて、この財務は簿記入力の延長ではない。

 

また、軍事的感覚から言えば、健康管理や、人材の応急処置、家族側との連絡、安全管理、緊急時の初動対応、他部隊とのリエゾン、地理的マネジメントなど、もっともっとあるが、たとえばこのような問題がある。

 

インテリジェンスともなれば、ネットワークコネクションの管理、人材プールの設営、ファイナンスプールの管理、他インテリジェンスとの連携、マテリアルリストの管理(物量、性質、安全にたいする知識)など、非常に多岐にわたる項目について学習をしなければならない。そして、情報管理が主な仕事とされるが、ほんの一部である。今回は初歩的な情報管理に問題があったことは誰の目にもあきらかである。