たとえば、「エネルギーミックス」という言葉がありました。化石燃料を中心とした議論の過程で、残りの分野での比率を構成するために考えられた言語で、ミックスというのはpetroleumの精製を取り入れたものでありました。エネルギーの計画は、中央で作るか、地方を取り込むか。これはどのような国でも論点としてありますが、主に地方に対しては旧来では雇用の創出というアピールで考えられてきました。ただ、再生エネルギーは違う。雇用は遠方からくることができますので、あくまで自立的であり、環境が主眼となります。そして、環境というものを主体とした場合、問題となる環境「との」距離が課題です。さらに、海外に波及する論点としては、船での燃料、廃出物の輸送とそのポイントの整理、また、雇用の相手国側との調整、そして、安全保障上可能な範囲はどのようなところ(国や地域)までか、さらに、施設設備の輸入にまで及びます。このような環境でエネルギー計画が練られ、外交、外務の一大テーマとして日程上、遡上します。
日本と外国と考えた場合、主に資源という側面で言いますと、日本は資源の乏しい国ですから対外的に「輸入」に頼らざるをえず、信頼できる国家をいかにして作り出すかというポイントがあります。一方、海外では現実的に国内消費を全て自国でまかなうことのできる国があります。これらについて差異を考えた場合、単刀直入に申しますと、外交そのものが浮き彫りになっていくと感じたわけです。そして、当然自衛隊は海外展開に制約がありますので、日本の場合、輸入の安全については主に米国に頼らざるを得ないという答えになるのです。この感覚が横浜にはあって、神戸ではないセンスになっています。神戸の場合、伝統的に交通網へのアクセスが良い点として挙げられ、さらに伝統的な国際物流港としての過去の経験や基盤をもとに外国企業を展開していると思っています。そして、このような外国方面の制約に対してアメリカはじめ諸外国は全然違うエネルギー国家戦略を構築しています。これが、要諦として、まず外交バランスには必須です。
他国の分析を行う場合その国のエネルギー戦略を最も詳細に分析をする、これが基本でありました。全産業の中で、対外的なweightが最も大きいのがこのfieldであり、そのようにするとコミュニケーションがとりやすくなります。先端テクノロジーは量的制約があまりなく、農業や漁業はalternativeがあります。また、他国とバッティングしづらいと思います。余談(余白)ですが、先端産業に必須のリチウムなどは全く別個の考えを採用する方が良いとの分析があります。輸送、運送と量的な感覚が全く異なるからです。ところが新聞の見出しは同列に扱うでしょう。。
さらに、国内に資源の潤沢にある他国の安全保障は全く別の観点になっていきます。だから、そのバランスを考えた場合、こちらの事情を相手国に理解してもらわねば会話が進まないということです。他国を理解することをおろそかにしてしまう原因の一つはこの「内向き」とも呼ばれる感覚が一つかと思っています。もちろん社会には原因はいろいろありますが、私の論点はこういうふうになります。