本来、科学について、あるいは医学について興味はあまりありませんでした。学校の成績は悪くはありませんでしたが、生物や数学にくらべ、物理や化学にはセンスをあまり発揮できなかったと思っています。どちらかと言うと、カチカチの学問よりも「なぜそうなっているのか。」を考えること、そしてそのことにより記憶力が上がることについて楽しさを感じていました。文系も同じです。
学校のいじめ問題も確かにありましたが、学ぶことは嫌いではないことを、知っています。現在の苦しさから抜け出すために、知的な手段を選び継続すること、そのようなタイプは少数派だと、「そうであって欲しくない。」と、大人は言うかもしれません。学ぶことはもっと純粋だと。あるいは社会の発展のためだと。しかしそうであるなら、医学は選択肢には残りませんでした。
日本の学問体系のようなものがそもそもそのようになっていたから、かもしれません。暗記重視の方がはるかに安定した環境を必要とする。たぶん。実際の経験や、体験を経由して学習することもこれまでほとんど選んでこなかったし、実際にはペンやノートや自分の脳を使った「運動」のような状況で柔軟に思考するような能力が幼少より身についたのかもしれません。想像力なのか空想力なのか、またはアーティスチックなものかもしれません。