2017年8月。

2年間のアメリカ滞在を終えて、我が家は帰国しました。


2年前の夏に東京からLAへ引越し。

翌年の夏にLAからNYへ引越し。

そしてその1年後に帰国です。


3年連続引越しをすると、持ち帰る物、捨てる物の選別も慣れてきます。


引越し費用を会社が負担してくれる駐在員とは違い、全て自己負担の為、大型家具は全て処分。

(基本的に、LAでもNYでも、棚やダイニングセットはレンタル家具を利用していました。)


日本からアメリカに来る時は大型家具の処分が大変でしたが、

アメリカでは引取の予約も処分費用も不要。


体格の良いアパートのドアマン達が、

クイーンサイズのマットレス2枚と大きなソファを、あっという間に外に運び出してくれました(勿論チップはお渡ししました)。


因みに、外に出された粗大ゴミは、大抵誰か必要な人が持って行ってくれるとか。

ある意味合理的(笑)。


アメリカの賃貸物件には基本的に、

冷蔵庫や洗濯機などの家電類とカーテンや照明は付いているので、その辺の手配も不要で楽チンです。


日本から持ってきた絵本等は日本人のお友達にプレゼント。

大きめのおもちゃは長男がお世話になった支援学校に寄付しました。


その代わり、英語の絵本やアメリカブランドの安くて可愛い子供服は多めに購入し、

海外引越し単身パックの大小合わせて18箱に4人家族の全ての荷物を納めて帰国。


追加は1箱につき100ドルかかった為、

中身がその金額以下になるならば潔く処分しました。


親しくなった友人等や、ABAのセラピスト、学校の先生方にもお別れを告げ、

感傷に浸る間も無く、バタバタとアパートを出ました。


慣れたとは言え、幼児2人連れての引越しはやはり大変です。。


NYから羽田までは14時間の長時間フライト。


動きたい盛りの2歳児と不安定な自閉症の4歳児を連れて、恐ろしく長い時間です。

少しでも長く機内で寝てもらう為に、子供の就寝時間に合わせて飛び立ちました。


全ての手続きを終えて機内に乗込むと、どっと疲れが押し寄せました。


引っ越しだけでは無く、この2年間全ての疲れの様な気がしました。


窓から見える夜の滑走路を眺めていると、

怒涛の2年間が走馬灯の如く思い出されました。


生まれたばかりの次男と、明らかに育てにくくなってきた2歳の長男を連れて渡米したあの日。


長男の診断から始まり、療育一色の2年間でした。


ここからという所で、また打ち切っての帰国。


いつかまたNYに来る事が有るだろうか。


その時は何も考えずに、観光だけしに来たい。


そう、思いました。