ルーミアとあるいていたところ、母子が目に入りました。
こどもは母親に何かをねだっている様子。ルーミアはそれを見つめていました。
やはりルーミアにも、母親という存在への想いがあるのでしょう。
ルーミアの頭を撫でました。するとルーミアは私の腕を強く抱きしめ……。

ルーミア「パパ♪」
カリンカ「……そうきたか」
ルーミア「あれ、どう来ると思ってたの?」
カリンカ「いやてっきり、母親が欲しかったのかなって」
ルーミア「へーそーなのかー」
カリンカ「でも、実際のところどうなの?」
ルーミア「んー、特に執着はないかな?」
カリンカ「そうなの?」
ルーミア「だって、その分りんかに甘えればいいんだし」
カリンカ「……何だかたくましく思えるよ」
ルーミア「そうかしら?」

むしろひとりでいた時間のほうが長いであろうルーミア。
隣に誰かひとりいるだけでも充分に満足なのかもしれません。
でもね、パパはやめよう。警察呼ばれちゃう。