ルーミアとお買い物に行ったときのことです。
ふと気がつくと、ルーミアがいません。周囲を見回してみてもいないのです。
これはあれですね。どうやら私は迷子になってしまったようです。
どうしよう、この場合は探し回った方が見つかるのか待つのが良いか。
兎に角ルーミアは探し回るんじゃないかとあたりをつけます。
とすれば、私のいそうな場所を探す筈なのでおもちゃ売り場へ移動。
私がいつも見ているプラモデル売り場で周囲を窺っていると

ルーミア「りんかいた!」
カリンカ「ルーミア!見つかってよかった!」
ルーミア「私、このままりんかと会えないかと思ったぁ……」

ルーミアは安心のためか、泣き出しそうになってしまいました。
私は頭を撫でながら、泣きそうなルーミアにこう提案します。

カリンカ「ごめんね、はぐれないように手、繋ごうか」
ルーミア「やだ……」
カリンカ「え?」
ルーミア「抱っこがいい……」
カリンカ「そうだね、これなら迷子にはならないしね」
ルーミア「うん、迷子にならないように気をつける」
カリンカ「ん、あれ?」
ルーミア「ほぇ?」
カリンカ「迷子は僕だよね?」
ルーミア「私だよ?」

ふたりで顔を見合わせて、笑いました。