カリンカ「なんかさ、ルーミアって普通だよね」
ルーミア「えっ」

私は思ったのです。この隣でポケモンの捕獲に精を出している少女が、
まさか人食い妖怪として人々から恐怖されていたとは到底予想出来ないなと。

ルーミア「ふ、普通って……」
カリンカ「あ、いや、悪い意味じゃなくてね」
ルーミア「それじゃあ、どういう意味なの?」
カリンカ「あー、なんていうか、平和だなって」
ルーミア「ごまかされないよ!!」
カリンカ「いや、人間にだいぶ受け入れられてきたよねってこと」
ルーミア「あ、そーいうことなのかー」
カリンカ「人食い妖怪っていう特別なものじゃなくて」
ルーミア「うん」
カリンカ「ただの女の子っていうか、そんな感じ」
ルーミア「あ、馴染めてるってことなのかー!」
カリンカ「ね、普通の女の子してるでしょ?」
ルーミア「そう考えると、確かにそうかも!」

ルーミアが恐れられていたのは今はもう昔の話。
今では元気いっぱいな女の子として人間に受け入れられています。
生まれや習性などが違っても、結構何とかなるんだなぁと。