ルーミアにとっては、電車に乗ること自体が
窮めて珍しいとこなので、それだけでアトラクション気分なのです。
特にあたりが暗くなってからの電車などは未経験の領域。

ルーミア「うわぁ…、すっごい!」
カリンカ「ルーミア、静かに」
ルーミア「あっ…、ごめんなさい」
カリンカ「気をつけてね?」
ルーミア「うん、わかった」
カリンカ「で、電車は楽しい?」
ルーミア「すっごくたのしい!街の夜も綺麗だね」
カリンカ「あ、そっか。確かに車窓からだと綺麗にみえる」
ルーミア「人も少ないから何か不思議な感じがするし」
カリンカ「あー、ルーミアは人少ないのは初めてか」
ルーミア「うん、電車はお昼しか乗らないから」
カリンカ「そうそう、夜中の電車と言えば」
ルーミア「なぁに?」
カリンカ「顔のない人が追いかけてくるよ」
ルーミア「…?!」ガタッ
カリンカ「いや、冗談だよ」
ルーミア「な、なんだ、そーなのかー…」ホッ

でも、夜中の電車に妖怪が乗っている時点で…。