が無い…、だと…。
時間はもう11時、なのに全然ルーミアからチョコの気配がしない。
この前のことで怒ってしまったのかも知れませんよね。
何はともあれ、これはひとつの事実と結びつきます。
これはもしや、ルーミアに嫌われてしまったのではないだろうか?
そう考えるとなんだか怖くて仕方が無いのですが…。
同じ部屋でマンガを読んでいるルーミアは普段と何ら変わりなく
どうやらこんなに意識しているのは私だけのようです。
だなんて考え始めるともう惨めなので考えないことにします。
まぁ、もういいや。ルーミアだって自分の好きに生きますよ。
それに関して私がどうこう言えるものではありません。
今年はルーミアからのチョコが無くて、これからも無くとも
ルーミアが幸せにしていればそれが良いさ、だなんて
まさに保護者の鑑とでも言うべき境地に至ったところ。
ルーミアがこちらを見て悪戯っぽく笑うので
境地から一気に俗世間へ降りてまいりました。
やはりルーミアから嫌われるのは耐えられないので、
私の苦悩は続くばかりです。