ルーミアはふと気が付いたようだった。
それと解るのは、明らかにルーミアの表情が変わったせいであった。
ん、という疑問の表情から、あ、と言う気付きの表情への変化。
もとより表情豊かでその変化の振れ幅の大きいルーミアのことだ。
これで気付かないといったほうが難しいだろう。私でも気付くのだから。
そしてルーミアがこちらへとつかつか歩いてきたと思ったら、

ルーミア「りんか、もしかして疲れてる?」
カリンカ「え、どうだろ?」
ルーミア「だってりんか、眠たそうな目してるもん」
カリンカ「…そうなの?」
ルーミア「りんか。今日は早めに寝ちゃったら?」
カリンカ「…あぁ、そうしようかな」
ルーミア「ご飯とかお風呂とかも早くしないとね、私ご飯作ってくる!」
カリンカ「…たくましくなったなぁ…」