あ、そうだ。アレがほしい。
ルーミアにそう告げると、ルーミアはボクの指から口を離しこちらを見る。

ルーミア「あれってなに?」
カリンカ「えーと、ギルティクランってアニメがあってさ」
ルーミア「ふんふん」
カリンカ「それのオープニングのCDが欲しいなと」
ルーミア「そーなのかー。ちなみに名前はなんていうの?」
カリンカ「My dearestだったはず」
ルーミア「えーっと、どういう意味なの?」
カリンカ「私の、最も親愛な。だと思うけど、英語は苦手なんだよぉ…」
ルーミア「そーなのかー…、私も聞いてみたい!」
カリンカ「ん、オープニングのならあるよ~」
ルーミア「うわーい!」
カリンカ「ところでルーミア、何が気になったの?」
ルーミア「えへへ、私もりんかのこと大好きなんだもん!」

そうして見せる満面の笑み。
ルーミアの素直さは、ここまで愛しいものなのか。
ルーミアの頭を撫で、明日一緒に買いに行こうかといってみる。
ルーミアは何よりも大好きなその笑顔でボクに応えた。