カリンカ「すでにわた~しはあなたのてのなかよ~♪」
ルーミア「りんかぁ、それ何の歌?」
カリンカ「ん、ジンセイって曲。しみじみと良い歌だよ」
ルーミア「そーなのかー、私も聞いて良い?」
カリンカ「おっけ、ルーミア、膝に座る?」
ルーミア「うん、だっこー」
カリンカ「はいよー、っと。再生」

~♪~

ルーミア「何か落ち着く歌だね~」
カリンカ「なんかさ、この歌聴いてると想像するんだ。ボク達が大人になったらって」
ルーミア「おとな、かぁ…」
カリンカ「ルーミアと一緒にさ、思い出の話をするんだ」
ルーミア「今のことも話すのかなぁ」
カリンカ「多分ね? 数え切れない程の思い出で大きくなっていくんだろうぁ」
ルーミア「だったら私たちはとっても大きくなるんだね♪」
カリンカ「ほんと、ルーミアと会えて良かったよ」
ルーミア「それは私も同じだよ、りんかと一緒ですっごく楽しいもん」
カリンカ「なんかさ、ルーミアとは家族とか恋とか無くてもずっと一緒にいそうなんだよね」
ルーミア「えっと、仲の良いお年寄り夫婦みたいな?」
カリンカ「そうそう、それ!言い得て妙!」
ルーミア「やっぱり、長いお付き合いになりそうだね」

そう言うと、彼女は口角を吊り上げにこっと笑った。