となると、早いうちに完全な解決法を見つけないとなんだが、
妖怪として人を襲わなければならない。だがルーミアは人を襲いたくない。
この互いに背反となっている二つの事象を同時に満たすことの出来る方法は…。

ルーミア「りんかぁ、何してるの~?」
カリンカ「んぇ、あぁ、ちょっとルーミアのこと考えてた」
ルーミア「ふぇっ!/// わ、私もりんかのこと考えてたぁ…///」
カリンカ「…ルーミアぁ」ダキッ
ルーミア「りんかぁ、ぎゅ~!」
カリンカ「ルーミア、ごめんね。ボクのせいで、ルーミアが消えちゃうかも知れないなんて」
ルーミア「…りんか、私はりんかと出会ってすっごく幸せなの。だから謝らないで?」
カリンカ「…うん、ありがと。ルーミア」

ボクは、ルーミアを強く抱きしめた。細く、小さく、暖かかった。
どうすれば、ルーミアを助けられるんだろう。