カリンカ「ルーミアぁ~」
ルーミア「えと、どーしたの?」

ルーミアが、遠慮をしているような気がする。
いつもみたいに飛びついて来ない。飛びつかないようにしているみたいだ。
だから、

カリンカ「ルーミアァぁぁぁぁぁあああ!!!!!!」
ルーミア「ぇ―――――!?」

向こうが引くなら、こっちが押すだけだ。
むぎゅっとルーミアを抱きしめるりんか。

カリンカ「ルーミア、いつもみたいに甘えてよ」
ルーミア「でも、わたし…」
カリンカ「かぷっ」
ルーミア「!?」ビクッ
カリンカ「っとと、危うくルーミアを食べちゃうところだった。これでお互い様だね!」
ルーミア「………、くすっ」
ルーミア「そういう問題じゃないんだってばぁ~!」

ボクの、あまりにも無理矢理すぎる言葉でも、ルーミアは笑ってくれた。
やっぱり、ルーミアが思っているほど事態は悪くはならないと思う。